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2025年02月01日11:39

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【記録】二千六百八十四年(令和七年)一月に読んだ本

西欧作品が一冊もない! そう云事もあるさ。

2025年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2645ページ
ナイス数:24ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2025/1
■派遣者たち [Kindke]
先ず思い出したのは久美沙織『真珠たち』だ。そして『地球の果ての温室で』だ。連環するものがある。要約すると地球外から真菌類が到達する。侵略意図はないものの蔓延し地上を支配する。人類は地下に逃れ住み奪還を試みるが、融和の方法が見出されてしまう。人類の選択は? 真菌類は子実体が本体ではなく、地下の菌糸が地下の巨大な集合生命体かも知れない。人類はどうするのか、在り得る一つの未来が示される。進化は環境への適応の積み重ねだ。外敵が発生すれば対処出来る形質が生き残っていくものだ。新しい地球生命がが発生したと云う事だ。
読了日:01月30日 著者:キム チョヨプ
https://bookmeter.com/books/22322349

■敵(新潮文庫) [Kindke]
四半世紀前に読み始めたんだけど追いていけなかったが、還暦を越えた今だからこそ読める。これが筒井康隆のリズムだ。この後筒井はライトノベルを書き、トークショーをこなし、最後の長編を書き、最後の短編集を上梓している。過去作品の様々な要素が織り込まれ、主人公が実践している。覚悟の一作だったんだな。『バブリング創世記』を経て、『朝のガスパール』から『虚構船団』で乗りつけ、『虚人たち』で幕を閉じる『小説「私小説」』だ。「何でこれがわからんのだ?」と「お前らにわかるもんか!」が根底にあるのだな。
読了日:01月24日 著者:筒井 康隆
https://bookmeter.com/books/8624990

■SFマガジン 2025年 02 月号 [雑誌]
珍しく追悼特集がない号だ。辻村七子 さんの新連載は好きな雰囲気で期待。久々のグレッグ・イーガンはイーガンだった。『戦闘妖精雪風』は第五部終了で、次の展開が楽しみだ。池澤春菜×キム・チョヨプの対談は興味深かった。『廃園の天使』も新たな展開に期待。『マルドゥック―』はウフコックの選択がどうなるか。『ヴェルト』はそろそろ話しが動いて欲しい。長山靖生は変換ミスと入力ミスに気を付けてくれ。伴名練はどうやってあれだけの資料を読み込んでるんだろ。
読了日:01月21日 著者:
https://bookmeter.com/books/558058

■感応グラン=ギニョル (創元SF文庫) [Kindke]
標題が魅惑的だ。そして内容は退廃と背徳と異形と異能に満ちている。そして百合だ、違うのもあるけど。全体的に纏っている雰囲気は昭和初期の新感覚派の様な描写で何とも馴染む。スチームパンクの世界が広がる。蒸気駆動のサイボーグが魅力的。男性はあまり出て来ない世界だけど、それで世界を構築している。癖になる小説群だ。
読了日:01月20日 著者:空木 春宵
https://bookmeter.com/books/22400515

■鎌倉ものがたり・夫婦編 花の家 (アクションコミックス)
夫婦の関係を中心に、魔界との関わりや町の人々の生活、それでも起きてしまう犯罪と多彩な内容。
嫌な事もあるけれど、一色夫妻の暮しは魅力的だ。
読了日:01月18日 著者:西岸良平
https://bookmeter.com/books/22313895

■おさない秘蜜 卑劣な盗撮魔と早熟少女 (マドンナメイトe文庫) [Kindke]
これぞ性の売買の見本だな。kindle Unlimitedにあったから、どんなもんかと思って取り込んでみたら案の定だな。まあ、こういうものにも需要はあるのか。しかし「ロリータ」の定義が出鱈目に過ぎる! ナボコフの書いたロリータはミドルティーンで恥丘に翳りもある年頃だぞ。それはハイコンだ!
読了日:01月10日 著者:高村 マルス
https://bookmeter.com/books/21758932

■鹽津城 [Kindke]
ずっと壮大な長編を連載している作者が、書き継いでいた短編集が出た。様々な世界が展開されるが、言葉の選び方、表現の仕方に精緻さを感じる。そして描かれる世界は不可解であったり抒情的であったり、懐かしも残酷さも内包している。想像力の翼ではばたくと云う事が強く感じられた。
読了日:01月08日 著者:飛浩隆
https://bookmeter.com/books/22395033

■時間移民 劉慈欣短篇集�� [Kindke]
劉慈欣の短編集としては網羅的に作風を味わえる。中国在住でも五十代の人がこれ程に外国のSFを吸収出来るものなのか、と云う感慨を覚える。既にベテランの域に達している劉慈欣が、SF的志向を下敷きに様々なアイデアを駆使してハードSFを展開している。しかし内容的に当局からマークされてないか心配になるほどの自国への皮肉や批判も厭わずに断行している。お馴染みのアイデアもあるが、そこに執筆時点で新しい知見を盛り込んでいるのがこの作家らしい。
読了日:01月03日 著者:劉 慈欣
https://bookmeter.com/books/22397101


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