古典SFの傑作だ。H.G.ウェルズの『宇宙戦争』よりも強烈に火星人の定義をしてしまった。これこそ火星人だ!ウェルズの火星人は武力で攻めてきたが、この火星人は物理的な干渉を一切せずに地球人類を追い詰めた。嫌な奴らだ。果して、この緑の小人は如何なる
第一作目では、世界観の構築と提示であり、主人公の史奈の紹介だった。そして、『〜胎動』から物語りの本体に入った。〈梟〉の一族が何故存在するのかに向かって行くのだろう。古から続く忍びの一族は、現代の最新技術を取り込んで戦う。ただし、人を殺める事
特集のお題ではないんだけど、高田漣氏による金延幸子さんのインタビューが読み応えあった。P.K.ディックが金延さんの音楽をプロデュースした話は知っていたが、金延さんもディック作品にインスパイアを与えていたんだな。高田漣氏の御父君とは僅かだけど親交
『梟の一族』の続編。根拠地となる里は壊滅し、一族は現代社会に散って命脈を保っている。この先どう生きていくか選択の時だ。そこに、同じ様に歴史の裏を生きて来た〈狗〉の一族が立ちはだかる。期待してしまう展開だ。何とも浪漫に満ちている。〈狗〉の一族
かなり舞台となる社会背景が複雑で、それは現実の今世紀に入ってからのイラクの情勢が反映されている。単なるイスラム世界ではなく、ネストリウス派も出るしユダヤ教も出る。如何なる信仰が「名前のないもの」を生んだのか? 爆弾テロと、政治権力の闘争と庶
本冊は全編妖怪や魔物/魔界が絡む話で占められていた。鎌倉の魅力だ。人に害をなす者もいる、人に寄り添う者もいる。そして、冷静に人の希望を淡々と叶える者もいる。また、人間でも魔界相手に商売をしたりと繋がりを持った人もいたりする。魔界と人間界は深
前巻で色々と背負いこんでしまった兄弟が、束の間の平穏な暮らしをしているところに騒ぎが舞い込む。蹈鞴製鉄の歴史が語られ、人間の営みと生物生存権の軋轢が描かれる。背景の因縁が禍々しく動き出す。土地の生物の抗議かと思いきや、大きな陰謀が渦巻いてい
古典の超大作を読んでこれが何度も行を戻って読み直さなければならなかったので、数値的には低い。森岡浩之が二冊あるね。2023年12月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1953ページナイス数:36ナイスhttps://bookmeter.com/users/1615/summary/