何か背後に大きな陰謀が隠れている世界で、二人の生まれ故郷もそれに覆われてる気がするな。第二章を読み切った大巡鳥の中を宇宙船で飛び回って、陰謀と云うか、相手の意図に引っ掛りそうになる。大巡鳥の仕掛けがわかって、離れる事になる無駄乳女とチッパイ
作者の嗜好と欲望が剥き出しなんだろうな。『筋肉の神に、敬語はいらない』ジョン・チュー駄目だ、これ。馴染めない。ボディービルダーの、見てくれの為のムキムキ筋肉を美しいとは思わない。戦う為の筋肉じゃないからな。何でか虐げられるのがアジア系の[女
第二章は長い汎銀河往来圏の生成過程が語られる。大巡鳥に収容され、行動を始める凸凹百合コンビ。自分達が如何に田舎者でもの知らずかを認識しつつ、まともな食事を求めて仕事を受ける。果して真っ当な仕事なのか。
作品そのものもだが、作者(AIの操作者/指示者)と、AIのべりすと作成者の対談がいつも興味深い。『超光速の遺言』松崎有理AIのべりすとを活用した作品第五弾。あまり干渉をしなかったそうだが、それ故に不整合や繰り返しの多い文章になっている。ある意味幻
二作品が新たな展開を前に、緊張が高まり、謎が謎を呼ぶ。『廃園の天使三』飛浩隆啄星祭が始まる。クレマン家の姉妹の話を冒頭において、ランゴーニの影を投げ掛ける。青野の区界が変質していく。天使と硝子体を操る存在が陰にあるらしい。園丁たちは再編成さ
Kindle Fire7 HDが不調と云うか多分寿命で、四苦八苦。スレートPCに切り替えて何とか読み進んだ。第一章終わり紫雲上尉は何を秘めているのか。企みがあるのか待望を抱えているのか? 『三体』の大史(史強)を思わせる人物造型だ。果してテラとダイオードの二
まだまだ導入部で、不可解な物理現象(これが楽しみ)は暴れていない。これからだよな。まずはプロローグを読み終えた。いつもの調子の矢鱈とデカい無駄乳女と、気性の激しいチッパイ娘の恋の行方は?次なる新天地を求めて、奪った宇宙船で航海を続ける。船内
吉上亮の新連載が始まり、その他安定の連載群。『ヴェルト』由上亮連載第一回目で、まだ世界設定の説明。背景の説明はまだ薄い。壮大さは感じる。歴史改変物なのか、歴史を踏まえて世界を創造するのか。プラトンっていうと『百億の昼と―』を思い出してしまう
この作品集が「SF叢書」で刊行された事は、大きな意味がある。何を持ってSFと認定するかは、評価する人に拠ってぶれ幅が大きい問題だ。それでも、敢えてS「この作品集はSFだ!」と。『生首』生首は生首であって生首以外の何物でもない。髑髏ではないし
何とも衒学的な作品愚と云うか、SFのSが多様なんだな。『あなたは月面に倒れている』表題作は月面の幻想的な怪奇譚。変質しながら繰り返される問い掛けが、異様な雰囲気を醸し出す。現実の探査機が話題に出るが、現実的に書かれない。奇想と云うか破綻と云
しきたりとして特集記事は創作を読んだ後なのだけど、パラッとめくると図版が豊富。特集の作品の最新回から読み始める。『マルドゥック・アノニマス』冲方丁クインテットの成員であるラスティとシルヴィアの共感が揺らぐ。二人はハンターの意図なのか逸脱なの
文体のノリで結構引き込まれて読み進めている。『天国にも雨は降る』未来社会、どうやら一つの住居に同居しながらお互いの顔を見ない仕組みの社会らしい。都市構造が現在とまったく違い、社会制度もとうの住人にも明かされていない。災害で、管理AIと対話し
登場人物同士の冗談のツッコミがきつくなる。これは登場人物同士の関係が読者に染み込んだと作者が判断したからだろう。七十年代を強烈に背負って連載は終わった。時期が重なるのは『マカロニほうれん荘』と『がきデカ』だ。そう云う時代を彩った作品だ。
困惑させられるような描写がふんだんに使われ、未来に思いをはせる。それが幸福な未来かは人それぞれの受け取り方だろう。『再突入』ふと、菅浩江『博物館惑星』に出てきた、飛行パフォーマンスをやりたがる姪っ子を思い浮べた。結構真面目に芸術論を展開して
転校生の話から、今度はツトムの家族やヨシベエの家族、先生の家族が登場する。多感な少年・少女は、色々と考える。それでもどこかのんびり、時にはきつい事云い合ったりしながら日常は流れていく。ヨシベエはチッパイだから正義だ!
NOVAに載った作品はうろ覚えなんだけど、何作か読んでみて、凄え振れ幅のある作家だ。この本は、ここ迄割に統一したトーンで、大抵未来の異常な社会が基底になっているな。『トーキョーを食べて育った』きっとかなり未来なんだろう。生身の人間は登場して
真崎守『ジロがゆく』と併せて、僕らの世代にとって少年から思春期に移る時代のバイブルだ。平凡な中学生のツトムのちょっと波瀾のある生活を描く。第一巻は転校生との触れ合いが未熟ななりに、何某かの認識を生んで行く。結構時代の話題を取り込んでいて、こ
3Dプリンタの宇宙的展開を描いた『母になる、石の礫(つぶて)で』で第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補になったり、『うなぎばか』でうなぎ愛を爆裂させた作家の新作。読み進めているうちに、噛み合っているんだかいないんだかわからない会話に引き込ま
一言で「ロボット/AIの反乱」というお題でも、反乱を起こすデバイスにも色々あって、世界設定も豊富。人間の意志が介在する場合もあり、AIが独自に目論む案件もある。何より怖いのは、極微サイズの敵だな。変り種だが『芸術家のクモ』ンネディ・オコラフ
非白人圏のSF作品がどんどん隆盛を見せている昨今、注目すべき一編だ。『芸術家のクモ』ンネディ・オコラフォー人を害する為に作られたボットが、人類に興味を示し、寄り添う。これもまたAIの反乱だ。ハイライフやレゲエやブルースに溢れている。絶望的な
やはりいろいろな世界設定があり状況が想定され、AIも人もそれぞれに行動する。未来は多彩だな。『死にゆく英雄たちと不滅の武勲について』ロビン・ワッサーマンロボットのAIにとって、人間は「肉」という認識なのだ。ポニーは殺戮マシンでありながら、精神
だらけていたのであまり進んでないが、一編読んだ。『ナノノート対ちっぽけなデスサブ』イアン・マクドナルド作者らしいと云えばこの作者らしい。ミクロの決死圏を新しいテクノロジーで脳天気にリライトした感じだが、女の子をナンパし損なうだけの話かもしれ
何と云っても、様々な作家に出会えることだ。それまで読んだことが無かった作家の作品に触れらる。短編集を手に取ってもいいんだけど、アンソロジーは主題を決め打ちしていることが多いので、他の作家との比較が出来る。知った作家でも、新しい面を見せてくれ
正和・亜紀子夫婦の心の交流を特集している。魔物や不可思議事件はちょっと薄いのが寂しいけれど、それでも鎌倉の街に住まう人達の話だ。『あこがれの街』童顔・幼児体型の亜紀子は、人妻だとは思われないのであった。新婚時代、一色先生から鎌倉の事を教えら
昨日の事だが。携帯電話(PHS)時代から使っていたストラップの紐が切れた。別のストラップを買って来て、補修した。恐竜のフィギアは部屋の中に飾った。可愛い。
題名が気に入って購入。全体の評価は☆四つ。SFとしては弱いのかな。一番SFらしいのは最期の活屍もの。でも一番好きになった、この作家を評価した作品は吸血鬼の話。後書きは猫の事しか書いてないじゃないか!(← そう云う作家なんだよな)。【『アタッ
四編の中編が、それぞれ違った味わいで煌めいているなあ。何か火浦功の『幸せの青い鳥』が「主人公をいかに酷い目にあせるか」を主題とした様に、「主人公を如何に内向的に不遇な境遇を負わせるか?」という捻じれた意図を感じるんだが。『夜の安らぎ』秀逸な
外国作品を読んだたら、日本の作品をと交差して読むのを基本にしている。日本SFは早川か徳間、古くは奇天出身という思い込みがあったが最近はそうでもない。創元が日本人作品の新刊を出したりする時代だ。そんなところから出た作家、気になってはいたけど題名
悪くはないんだけど筋立てがわかりにくいな。『わたしを規定する色』スタマティス・スタマトプロス雰囲気はSFに最も寄っているかも知れないが、描かれる事象が世界と同関連するのかが掴みにくい。思索的哲学的な描写が占めている。これがギリシャSFなのか