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日記一覧

そもそも世界と人物に対する偏向が強い。ありもしなかった有能さが描かれる事に拠って史実を逸脱し、制度的な発展の構築になっている点は興味深い。実際には豊臣なき歴史は正しい歴史だ。だからこそ三百年近い太平の世が築かれたのだ。12/31:読了随分と史実

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記録魔だったと云う秀頼の周辺情報が緻密に書き連ねられるが、権威主義は否定できないな。12/30:232ページ戦争準備の話が、豊臣方の一方的な視点で語られる。庚丸が大きく飛躍する準備が整えられる。島左近、大橋掃部、梅田作左右衛門と云う家臣も持って格好

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あんまりミステリーと云う感じはしない。まあ、長編の一部だからな。それは兎も角、全編を読みたくなったぞ。萩堂顕『detach』好みな感じだ。終末感と頽廃感が盈ている。長編の冒頭部と云う事で、背景世界の状況とか登場人物の立ち位置とか明確に語られてはい

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審査員の東浩紀が推したが、他の審査員の同意が得られず特別賞となった作品。読んでみて宜なるかなと思った。間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』ささらほーさらしている、と云うのが延々読み終わっての感想。小道具としての融合手術はわかるが、背景となる

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大坂城の内部を描くにあたって、いくら何でも秀頼が有能過ぎる。古参家臣の助言も無しに出来ない事ばかりする。流石はSF作家、法螺吹きが身上だ。12/28:125ページ視点人物と云うか、語り手の「わたし」って誰なんだ? 現代に生きる、登場人物の誰かの子孫

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木下藤吉郎が「猿」と云う渾名ではなかったことは、織田信長の記録で「禿鼠」とねね(おね)に宛てた書状が残っているらしい。現在でも「豊臣家再興」と戯言をほざく馬鹿が居るが、それベルリンの街中で「はいる・ひとらー」って叫ぶくらいの事だぞ。12/26:4

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皮肉っぽい描写が心地好い、捻りの効いた短編群。真正面のSFと云うよりは、サイコ・ホラーの色合いが濃い。科学技術は想像の物はぶっ飛んでるけど、パソコンみたいなものは登場しないのが、作者の見ていた社会だろう。『ゴルゴタへの旅』は文書(資料とは云

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途中設定の妙に踊らされて面白く読んだが、結末は読者にお任せで煮え切らない思いで読み終えた。12/23:読了データ人格な話でありながら、戦闘空間は現実の宇宙。そこで破壊が行われ、惑星は熔けた熔岩の塊になる。悲惨な殺し合いにはならないが、壮絶な星の

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なんかちょっと『突変』的なクリーチャーも登場するし、表層的な設定を裏切って悲惨な状況だったりする。12/19:48ページ仮想現実の世界はファンタジーなのか。それは別として、会話が楽しめる。そして、この作者だから、どんでん返しが待っていだろう。神話

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あまりの壮大さ故に、途中で感想を書く事が出来なかった。壮大なスペキュレイティブ・フィクション。何よりも叙事的な物語は一切なく、徹底的に想念だけが語られる。科学的な知見としては、その時代の物であるのは仕方がないが、解釈が必ずしも論理的思考の産

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文章は諄く列なる。一段落が長い。原文がそうなんだろうな。訳文はそれをしっかり追随しているのだろう。ハワード・ジョージ・ウェルズと同世代で、同時代に活動した作家なので宇宙の構造についての認識はその時代の物だが、見て来たような嘘で、迫力がある。

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豊田有恒さん死去。https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8aa456f2a09d3b05b5ccc2eeca2718dd33bba8第一世代が段々少なくなってしまうなあ。最初に読んだ作品は何だろう。もう記憶も遠い。『ヤマトタケル』シリーズだったか、『モンゴルの残光』だったか、ショ

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何のかんので中間の日記をサボってしまった。しかし、描写の中には繊細な人類社会を見つめる視線が窺える。標準的なSFガジェットを鏤めながら、作者独自の(猟奇的な)世界が広がっている。冒頭と締め括りは、肺のある本が主人公。文学に対する愛着が滲み出

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筒井康隆にはあと百年書いて欲しい!2023年11月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2413ページナイス数:22ナイスhttps://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2023/11■巡航船〈ヴェネチアの剣〉奪還! ファインダー・ファーガソン (ハヤ

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2023年11月30日21:27

今日は定期通院であった。で、夏場から有給休暇をずっと使っていなかったので、一日取得した。何のかんので午前中いっぱいかかって、薬を受け取り、解放された。天候はあまりよろしくないし、昼食を摂ったらどうすんべえか思って、懸案だったスマートフォンの

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『回樹』でこの作家はネクロフェリアではないかと思ったが、本書はそれを補強する作品が並んでいる。変態なのだ! 変態な作家は大好きだ!(かなり作者に失礼だな)11/29:『本の背骨が最後に残る』作者の猟奇嗜好が覿面に現われている一編。どの作品を読んで

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マーサ・ウェルズの〈マーダーボット〉シリーズなどと同期して、懐かしき前世紀中盤頃に隆盛を見たのスペースオペラの構造を下敷きに、新しいテクノロジーや世界観・倫理観を組み込んだSFだ。ファーガスは悪い奴だけど、実は寂しがり屋で優しい奴だ。弊機と

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一旦は船の制御を奪ったが、色々あって離脱。関連した事態で火星に人質奪還の為に向かってひと暴れ。そっちも片が着いたら、やっぱりセルニー星系に戻る事に。そうだよ題名に船名の「ヴェネチアの剣」とあるんだらな。それに、勝手にファーガスの身体を改造し

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色々な要素が絡み合って、風呂敷は大きく広がる。畳む必要はないとは思うけど、しっかり話を進めて追いて行けるように書いているのか?今のところ、少し中ダレしたが緊張感は保っている。11/24:280ページ太陽系から隔たった宇宙は過酷だ。環境ばかりでなく人

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鎌倉の町は、シュレーディンガーの猫的に人間界と魔界が重ね合わせ状態なのだ。その鎌倉の魔界や魔物に関わる物語の特集。人を害する魔物もいるけど、人間が領界を侵したりした為だったりした事が大きな要因である場合が多い。本当に邪悪な魔物もいないわけで

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如何にも南無重量空間のさり気ない描写がいい。11/23:194ページ冒頭でファーガスが出会った事件が現地で問題となり、追及が始まる。ファーガスの標的も有力者の一人で公聴会に出席する。相手の動向を掴み、誘導する為に行動を起こす。太陽系出身者は感じ合う

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魔物絡みの話を集めた巻。これが読みたかった。『失われた世界』鎌倉の地は魔界といる。どこかの地点で魔界に紛れ込んでしまう。意図して踏み込む人間もいる。恐いけど、足を踏みれてみたいとも思ってしまう。何とも不思議で憬れる街だ。『葉山の仙人』仙人の

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遥かな未来、地球人は太陽系を飛び出し数万光年の世界に広がっていた。歴史を刻んだ宇宙空間の人類居住地は独自の文化を築いていた。そんな世界での、魅力的な主人公が活躍するピカレスク・ロマンだな。先の展開にワクワクしちゃうよ。描写が簡潔だけど丁寧に

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はっきり云って、重く暗く陰湿な話だ。文化人類学者でもある作者は、霊的なものに対して冷淡であろう。客観的でなければ研究出来ない。そんな思考が根底にありつつ、主人公は「見てしまう」女性だ。人物造型は苦労した事だろう。知識と考察に拠って呪いを捕え

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パンフレット売り切れでやんの。それは作品に内容には関係ないが、退屈はしなかった。あの筆文字のロゴは「小口」としか見えないよな。まず舞台がどうしてこの時代なのか?帝国軍が武装解除され、警察予備隊創設までの狭間。如何に日本人が軍事行動を行うかが

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全体を通して、伝統的に標準とされる人類から情報的特性を変移させた状態の人間が、どの様になるのかを予測して、それに対する社会なり友人なりの反応を描く物語が並んでいる。身体障害は本当に欠陥なのか? 神経系の変異は人類とは異種なのかと云う問いかけ

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作者自身が障害を抱えているそうで、中から湧き出る問題なのだろう。遠い星系に移住し適応し変容を遂げた人類は、同種と云えるのだろうか?神経系に異常を来し認識の仕組みが変わってしまったら、同じ人類として共存できるのか?『マリのダンス』ある種の身体

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特に特集はないが、『ソラリス』のコミック版はいい雰囲気を出している。グレッグ・イーガンが久々に登場。数式は出ないし、トンデモ理論も大人しくディック的な世界認識を感じるが、やっぱりイーガンだった。SFコンテストの受賞作は期待半分だが、まだまだ

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「日本語版への序文」は作者のSF的な世界の捉え方を語っている。これが今のアジアなのか? いや世界か?『最後のライオニ』主人公は地球人類ではない。また、その末裔でもないと思って読むと、異文明と云う事が際立つ。何故か精神性が地球人類に似ているの

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本当に最後なのか?まだまだ長生きする意思は作中に書かれている。役者が舞台の上で所外を終える様に、まだまだ書き続けて欲しい。『塩昆布まだか』何か世界にこの二人しか生き残ってないんじゃないかと思う様な会話劇。どうにもズレた会話が哀愁を纏う。静か

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