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2024年10月20日20:45

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「ボルテスV レガシー」感想

 土曜日、午後、T−JOY横浜で、
 「ボルテスV レガシー」。

 これは、1977年に放送されたTVの合体ロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写映画化したもの。
 フォト

 近未来。地球は、ボアザン星のプリンス・ザルドス率いる軍隊の侵略を受ける。地球防衛軍の兵器では歯が立たない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のボルテスマシンで戦いを挑む
。
 ボアザン軍は、強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出す。それに対抗するため、5人はマシンを合体させ、巨大人型ロボット“ボルテスV”で立ち向かうのだが……

 アニメ「ボルテスV」はフィリピンでは1978年に放送され、当時、マルコス政権下の圧政に苦しんでいた市民にとって、「ボルテスV」が、クライマックスで専制政治体制にあったボアザン帝国に市民革命を起こして平和に至る、と言う物語が、希望と抵抗の象徴となり、マルコス政権により放送が中止されるも、革命後の前編再放送で人気爆発、フィリピンの国民的アニメになったのだとか。
 映画は、フィリピン版アニメと同じ内容で、登場人物の名前はオリジナルとは異なるものの、物語もオリジナルアニメと同じで、アニメの2話までを、プレビューとして映画版に再編集している。

 実写映画化、と言う事で注目される特撮は、これは日曜朝の東映特撮風……ただ、なかなかよく出来ていて、時に「パシフィック・リム」を彷彿とさせるようなシーンまであるのは、フィリピン映画としては頑張っている、とも言えるし、ここまで作り込んだ作品への愛情を感じる。
 ただ、いただけないのは、映画としての出来。アニメの2話(正味44分)を97分にしたせいもあり、さすがに展開が冗長……特に後半、アームストロング3兄弟の母親であるマリアンヌ博士の危機と死は、あまりに冗長な上に、演出にもスピード感に欠け、どうにもサスペンスが盛り上がらず、むしろイライラさせられた。
 調べると、オリジナルの全40話を、実写版では90話としているそうで、この展開はフィリピン版の特徴でもあるようだが、ここはもっとテンポよくまとめてくれた方がよかったように思える。
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