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2024年05月21日09:38

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ラリーによって支えられている車の性能

ラリーによって支えられている車の性能
 公道を走るラリーは、車の実験場だ。車が大ジャンプをして、そのまま走り続けるなんて、普通はできるものではない。特に足回りが、壊れやすく、ドライバーへの危険度も高い。もちろんラリーでも事故は付きもので、犠牲者も出ている。ドライバーというよりも、観客の犠牲者が多いのがラリーの特徴だろう。今は、そうでもないのだが、かつては、観客が、コースになだれ込んで来たりもしていた。観客が熱狂して、コースに出てしまうのだ。また、コースを外れた車が観客に突っ込むこともあって、時に、大惨事にもなる。過去には、そういうこともあったのは事実だ。それで、グループBのカテゴリーが無くなった。あまりに危険だと分かったのだ。それが、400馬力、500馬力の車だ。舗装路を法定速度を守って走る限りは、車は危険なものではない。だが、車は、ある限界を超えると暴れ出す。これは、どんな車も同じ。やはり限界があって、それを超えてはいけない。500馬力の車には、その限界を超えてしまうポテンシャルがある。それでも、サーキットなら、500馬力以上でも安全に走行はできるようになっているが、公道は、別物。車が高速で走るようには作られていない。高速道路は、名の通り、車が高速で安全に走れるように作られた道路だ。特にコーナーに工夫が凝らされていて、車が自然に曲がれるようなRになっている。つまり、車の動きに合わせたコーナーになっているのだ。それがクロソイド曲線だ。だが、一般道では、地形が優先され、車は、道路に合わせて走らなくてはいけない。そんな一般道で、スピードを出して走ったらどうなるかを実験しているのがラリーだ。トヨタの車の強みは、ラリー参戦から生まれた豊富なデータの蓄積だ。日本メーカーは、一時期、熱心にラリーに参戦しており、その時に、名車が生まれている。日本の車の丈夫さ、安全性を支えているのは、ラリーと言っても過言ではないのではないだろうか。ジャンプしても壊れない車を作るのだから、これは、とんでもないことなのだ。4WDの優秀性を発見したのもラリーだった。FFもそうだ。かつては、RWDが、もっとも優れていると思われていた。確かに、サーキットでは、RWDは、非常に優秀だ。だが、悪路になったら、RWDの弱点が露呈する。日本のように雪の多い国では、やはり4WDが、必須になる。そして、RWDよりはFFの方が、マシという結論だ。これは、安全性の問題で、例えば、回頭性に関しては、FFは、RWDに敵わない。今のFFや、4WDは、かつてのようなアンダーは出ないようにはなっているが、RWDの自然な回頭性は、やはり特出している。レーシングカーで、RWDが多いのは、このためだ。公道だと、雨や荒れた路面など、さまざまな状況になるため、それに対応できる車が求められる。結果、4WDになり、FFになっていった。RWDは、非常に優れた車だが、やはりドライバーを選んでしまう。自称、腕の良いドライバーは、危険なのだ。EVは、この駆動方式でも、難題を抱えている。どの駆動方式がEVに向いているのか、という問題だ。今のところ、4WDが、EVに向いていると言われるが、そうなると、値段が高くなる。車を値段だけで、評価する人がいるが、とんでもない話で、4WDとRWDでは、全く違う。C国製のEVは、安いという話はするが、駆動方式がどうなっているかの話が出てこない。これは、あり得ないのだ。4WDにすれば高くなるのは当たり前、だが、安全性は増す。車としての性能の違いがはっきりと出てしまうのが、駆動方式だ。スポーツ系の高級車で、RWDが多いが、普通のドライバーでは、乗りこなせない。難易度が高いのだ。RRのポルシェがその典型だろう。金持ちだから、買っても良い車ではない。腕と相談して買うべき車だ。RWDは、難しいが、その中でも、RRは、さらに難しい。結局、FFが、オールマイティで、一般のドライバー向きだ。公道を走り込んでいるラリー車の駆動方式を調べれば、どんな車が公道走行に向いているかが分かると思う。

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