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2024年04月14日22:47

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ヒビノキ867(04月07日〜04月13日までの1週間/週後半)

2024/04/07〜2024/04/13までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2024/04/11/木
同期に同じスタジオの複数制作体制で、同じスタッフかぶり、同じ声優かぶり、だけれどあきらかにテレビアニメの作画や演出に“格差”が存在し、かつ演者の熱意がまるっきりことなる作品をみるとせつない。

「ああ、こっちのほうが予算も体制もいいんだな」「ああ、こっちの作品のほうがスタジオのお気に入りなんだな」「ああ、こっちのほうが演者が共感する物語なんだな」といろいろ察せられる。でないほうの作者はしんどいぜ。

『ダンジョン飯』 第15話 「ドライアド/コカトリス」
https://delicious-in-dungeon.com/
「ドライアド」。狂乱の魔術師シスルが迷宮を作り変えた結果、帰還をこころざすものの下層へと閉じ込められたライオスたち。だが、腹は減る。一行はとりあえず水場を探し、水場で植物型魔物のドライアドと遭遇する。若者は食べ盛り! ……とはいえドライアドの顔を模す実にドライアドの花と蕾をぶちこみポタージュスープに。 → それを飲むマルシルの絵面がチルチャックの言う通り最悪だ。

「コカトリス」。エルフ漬物石。進退きわまる状況で5層の廃墟へと戻った一行。マルシルは自身が危険な状態になったときをかんがえみてライオスに治癒魔法を伝授。その経緯の中で石化能力をもったコカトリスと遭遇する。マルシルが石化するのはまあいいけど、その石化したエルフを漬物石にする発想が斜め上。最近シリアスな展開が続き、緊迫していたけど、今回はコメディ先行のよい息抜きだった。

『うる星やつら 第2期』 第36話 「みじめっ子・終太郎!!」
https://uy-allstars.com/
「みじめっ子・終太郎!!」。旧版のタイトルは「逆上!みじめっ子終太郎!!」。第4クール開始。「暗いよ〜狭いよ〜怖いよ〜」の閉所恐怖症 & 暗所恐怖症を克服するため、自宅で壷の中にこもり修行する面堂。この実の兄の“奇行”を了子はあたるやラムに相談。ラムは「トラウマ」の原因がわかればいいと、以前登場したタイムマシンで過去へさかのぼる。そうして面堂の「トラウマ」が誕生する。

わかりやすいタイムパラドックスもの。あたるやラムが時間遡行した結果、面堂に「トラウマ」が誕生する。なら、そもそもラムが物語に登場した時点で「トラウマ」が誕生する。そこまでシリアスにかんがえる必要はないがおもしろかったです。ラムを気に入り妻にするという少年・面堂を無意識的に叩くあたるに「どうして叩いたっちゃ?」と聞くラムが大変かわいくてよいな。

『ゆるキャン△ SEASON3』 第2話 「プチキャンと庭キャン」
https://yurucamp.jp/third/
チワワちくわを推す。前回制作したアルコールストーブを使い恵那の自宅の庭でキャンプする一行。同時進行で3期からメインキャラクターの一画を担う土岐綾乃のキャンプ準備を描く。個人としては、この作品には「感想」という「感想」がないことを想い出す。手作りソーセージを作る場合はむしろ「スタッファーとケーシングがつかわん方が良いよ」とか“こういう”関係ない感想ばっかり書いてたな。

そうして苦労していた。それはおいておいて、そもそもスタッファーとケーシングで簡単に上手いソーセージがだれでもできるならば両方の道具がもっと普及している。ともあれ、物語自体は綾乃 × なでしこ × りんの大井川沿いのキャンプにすすむ。3期で映像化される部分は大方の予想どおりだろう。原作10巻〜14巻付近。今回4人の話題に出た花見キャンプが最期かな? まあ3話まで。

■2024/04/12/金
金曜と土曜にガールズパンド音楽系アニメおおすぎやろ。

『ガールズバンドクライ』 第2話 「夜行性の生き物3匹」
https://girls-band-cry.com/
想像以上にメンドくさいオンナだった井芹仁菜。「ダイヤモンドダスト」のボーカルであった桃香と出会い、自身の衝動を歌う結果、桃香の帰郷をとめた仁菜。桃香は仁菜のボーカルに惚れ込み一緒にバンドをやる計画を話す。だが、仁菜は大学合格のために自身の生活を軌道修正しようとする。ところが、その生活に彼女は上京へと求めた自分らしさを感じられず空回りばかりする。

仁菜が地元で高校を中退した理由はいじめ。そうして大検をうけて大学合格をめざす。なるほど。もっとも、その生き方ができるならば学校を中退して川崎に上京なんかしない。今回でドラムの安和すばるが加入。来週をふくめしばらくメンバーあつめだろう。びっくりしたのはおとなしいのは上辺だけ。仁菜がクッそメンドくさい性格だということ。おそらくメンバーで一番ものわかりがわるい。まあ3話まで。

■2024/04/13/土
『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』――。

スペングラー博士の娘と孫が主役の前作を正当進化させ、ホームグラウンドのNYを舞台にゴーストバスターズが復活する。疑似家族が本当の家族に成る物語はベタ。ですけど、今後にそなえやらなければならない物語の筋道。

ヴィランのガラッカ(デス・チル)復活の方法は「なるほど」と納得できるものですし、フィービーの悩みや迷いに“幽霊”の友人のメロディが心を寄せる展開もシリーズらしいな。キーアイテムのマッチはそりゃ“ラスト”で擦(す)るよな。

『夜のクラゲは泳げない』 第2話 「めいの推しごと」
https://yorukura-anime.com/
ギャルでも分かる作曲の仕方。あとパトロン――厄介オタクがくる。突然かつ偶然とはいえ「JELEE」なるユニットを結成。活動を開始した光月まひると山ノ内花音。その2人の前にアイドル時代の花音が最推しと説明する高梨・キム・アヌーク・めいがあらわれる。めいは音楽学校に通う非凡な作曲能力の持ち主。花音は彼女に曲作りを依頼する。だが、めいは花音の依頼を断る。

自身が楽曲を提供したいのはアイドル時代の花音 = 橘ののかだ。ののかのために彼女は地毛の茶髪を黒髪に染め推し活してきた。キムを木村と名乗り、めいがはじめて花音と出会う一幕と、彼女との約束――めいの演奏を聞きに来るを頂点へ置き、めいの境遇と花音との関係を描き成功している。花音はポジティブ・精神的支柱ですけどポンコツいちじるしい。まひるのほうがずいぶん大人だな。

『怪獣8号』 第一話 「怪獣になった男」
https://kaiju-no8.net/
原作は「少年ジャンプ+(集英社)」で連載している松本直也の漫画作品。単純にこれはすごいな。予算も規模もスタッフの面々もべらぼうで、IGグループ全体――現在の日本アニメ制作者の代表らが集った結晶。西尾鉄也、片山貴仁、柳隆太の作画なら当然の出来としても、この規模で原画30人だけかよ。美術まわりも脱帽。監督が木村真二にサブで赤木寿子といった面子は本作以外ないよな。

初回は怪獣が出現する世界で、人々を守る防衛隊員になるのをあきらめて、怪獣の解体会社で働く日比野カフカが“怪獣”に変身するまで。怪獣が実在する世界を想定した社会と防衛戦力を説明しながら展開。制作はProduction I.G。監督は宮繁之 × 神谷友美。とにかくスタッフまわりがべらぼうですから出来はいうことなし。ただ、題材自体はマニアックなものだし、ここからどう未読の読者にコミットしていくかか。

『THE NEW GATE』
https://the-new-gate-pr.com/
原作は「アルファポリス(アルファポリス)」が刊行する風波しのぎのライトノベル。今期の「なろう系作品」。突然ログアウト不能のデスゲームとなったVR-MMO「NEW GATE」を完全攻略。自身以外のプレイヤーを救い出した桐谷進也ことシン。だがゲームクリアした瞬間、シンはゲームの五百年後の異世界へ転生をはたす。初回はシンが「NEW GATE」をクリアしたあと異世界的転生をはたし、世界と自身の様相を知る。

制作は横浜アニメーションラボ × クラウドハーツ。いつもの共作体制。監督は中津環。VR-MMOの題材が異世界転生物にかわるのか。全体の出来は低調。今期アルファポリス作品は「Re:Monster」と同時放送ですけど品質はあいかわらず。VR-MMOが終了して現実のファンタジーが展開する以外は、普通の異世界もので、作品の“特徴”という“特徴”がない部分も引きが弱い。ちょっとしんどい。

『ささやくように恋を唄う』 第1話 「屋上と、ギターと、先輩と。」
https://sasakoi-anime.com/
原作は「コミック百合姫(一迅社)」で連載している竹嶋えくの漫画作品。高校入学の新歓で親友・水口未希の姉の亜季が所属する高校生バンド「SSGIRLS」の演奏を見た木野ひまり。彼女はボーカルの朝凪依の姿に一目惚れ。以来2人が双方を意識する。初回は木野と朝凪の出会いと周囲の登場人物の紹介。グイグイいくのは木野のほうで、一部では小悪魔的。ですからネコが朝凪でタチが木野なんだな。

制作は横浜アニメーションラボ × クラウドハーツ。今期は「THE NEW GATE」と2本体制。ですけどスタジオが注力しているのはあきらかにこっち。本当に残酷なほどに“格差”が存在する。テレビアニメっていう“家”の出来は親方(監督)がだれを連れて来るかで大いに変わる。だけれど実際一部スタッフがかぶっているし、単純にやる気が違う。百合作品としての滑り出しはありきたり。とってはおきます。
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