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2024年02月05日13:16

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『小さな会社のインバウンド売上倍増計画』

村山慶輔・著 日本経済新聞出版


正月はのっけから災害が続いたものの、
コロナが終焉し、ビジネスには活気が
戻りつつあります。

なかでもインバウンドは、2022年に日
本が世界経済フォーラムの観光地魅力
度調査で世界1位に選ばれたこともあ
り、有望なジャンルだと思われます。
(正確には、「2021年旅行・観光開発
指数レポート」)

本日ご紹介する一冊は、インバウンド
に特化したコンサルティング会社「や
まとごころ」を経営し、内閣府や観光
庁における観光推進事業の有識者メン
バーに名を連ねる著者が、インバウン
ドで売上を伸ばす秘策と事例を紹介し
た一冊。

小さな会社でもできる、即効性のある
マーケティングアイデアと情報発信の
コツが書かれており、これからインバ
ウンドに取り組む中小企業には、超お
すすめの内容です。

「離れ」のスペースを「伝統芸能」を
感じさせる場所に変え、成功した北関
東の「大和温泉旅館」、立地に関して
個人客からシビアな感想を書き込まれ、
法人客に転じて成功した「湖景ホテル」、
ベジタリアンメニューを開発して成功
した「肉匠のハンバーグ」、自転車と
ヨガをコンセプトにした「FUJITAYA
BnB」など、事例も豊富で、インバウ
ンドのアイデアに事欠きません。

特に宿泊・飲食に携わっている方は、
読まない手はないでしょう。

どうやって外国人のニーズを把握する
か、どうやって集客・クロスセルを実
現するか、何が満足度につながるか、
具体的なアイデアが示されています。

情報発信するサイトやアプリ、決済手
段についても言及があり、とにかく実
践的。

飲食店の方は、164ページの「説明い
らずのメニュー」5つのポイントを押
さえるだけでも本書のもとが取れると
思います。

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トリップアドバイザーやグーグルマッ
プといった既存のクチコミサイトへの
書き込み・投稿をお願いする

海外の旅行会社と繋がり、日本国内に
あるDMC(Destination Management
Company)を利用するのもひとつの方
法です。DMCには欧米富裕層に特化す
る会社からアジアの団体旅行専門、ま
た、ゴルフやアドベンチャーなどテー
マに特化した会社など、数多く存在し
ます。具体的には北米に強く、幅広い
客層に対応する「デスティネーション
アジアジャパン」やアジアからの団体
旅行を扱う旅行会社が集う団体「AISO
(一般社団法人アジアインバウンド観
光振興会)」など

旅行期間が1週間以上になることが多
いインバウンドの場合、“全部盛り”は
押し付けがましさに繋がります(中略)
象徴的な例が「朝食」です。ランチも
日本食、ディナーも日本食という毎日
を送っている外国人観光客の視点から
すると、「朝食ぐらいは自国のものが
食べたい」というのが本音です

免税店になるには、納税地にある所轄
税務署へ「輸出物品販売場許可申請書」
を提出し、審査を受けます

5000円を超えるような魅力的な商品の
組み合わせを用意し、免税パックとし
て用意しておく

世界最大のベジタリアン店舗検索アプ
リ「HappyCow」などに掲載すること

Googleビジネスプロフィールの概要
にベジタリアン対応可能な旨を記載す
ること

体験型コンテンツのネット予約サイト
としては、GetYourGuide、Viator
やKlook、KKday、Airbnb experience
などがあります

飲食のOTAとしては、オープンテーブル
や大衆点評など

少量化や軽量化をすることで商品を買
ってもらいやすくする

説明いらずのメニュー5つのポイント
1.「写真を掲載すること」
2.注文しやすいように、「番号をつけること」
3.「料理の説明を添えること」
4.「食材をピクトグラムで記載すること」
5.「食べ方の説明」


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