一旦は船の制御を奪ったが、色々あって離脱。関連した事態で火星に人質奪還の為に向かってひと暴れ。そっちも片が着いたら、やっぱりセルニー星系に戻る事に。
そうだよ題名に船名の「ヴェネチアの剣」とあるんだらな。それに、勝手にファーガスの身体を改造した異星人とも対決しなきゃな。
と云うわけで宇宙活劇物語りは、
まだ続くのであった。
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火星も平穏ではない。独立派の陣営と統治側の陣営と、多くの土着系移民が絡み合う社会。人類はどうしても対立構造を形成したがる。時も場所を隔てても同じ事だ。
そんな混沌の中、ファーガスはアレリン救出に突き進む。
勝手知ったる火星で、地下に潜伏しながら標的を探す。特にSFでなくても必要な場面だけど、いちいち地球じゃないことを示す描写が丁寧だ。情景が目に浮かぶな。
工作のためにしたことが祟って、不要な戦闘に巻き込まれる。しかし選択肢が他に無かった状況。主人公たるもの突き進むしかない。
ファーガスは決して清廉潔白なヒーローじゃない。目的の為なら法も犯す悪役だ。
地下通路には食い詰めた奴らが潜んでいる。ファーガスの味方になる勢力だ。協力者を得て、アレリンの元を目指す。
やっぱり悪党ヒーローはカッコいいな。
マリはどうあってもファーガスにへばりつく。用意周到さも糞喰らえ。
ファーガスがどう思おうと、ファーガスが嫌いで、しかも相棒だと認識しているややこしい相手だ。けっして恋仲にはならない。
火星はファーガスにとって、故郷に近いのは距離だけの世界。故郷すら疎んじて出奔した根無し草だ。
それでも事情を把握し、敵の拠点に潜入していく。マリは心強い戦友なのか足手纏いなのか?
屋内戦闘で酷い目に遭いつつ、異星人に施された改造が自らの命を救う。仲間を窮地に陥れるが。
ここで超人の活劇に行ってしまわない抑制がいい。
街から遁走した昔馴染が砂漠の中にいた。腐れ縁から協力者を得る。
徹底的に悪運が強いのがヒーローの条件だな。でも、本人が生きる努力をしての上だな、カッコいいのは。
建物の中の攻防戦。火星の惑星環境を活かした活劇が繰り広げられる。背景事情は複雑だ。
遂にアレリンを見つけるが、施した工作が仇となって攻撃されて気絶する。マリ以上にお転婆娘だな。
「おれをこんな身体にした異星人」← 本郷猛みたいだな。かと云って戦うんだろうか?
何とかウサギ小屋を抜け出して、マリと合流。アレリンを奪還に向かう。一悶着じゃ済まない行動パターンだな。
異星人に仕込まれた器官が力を揮う。意識が途切れたファーガスが目覚めると、ベイルと再会した。ハーコートの部下が火星まで来ていた。マリとアレリンをステーションに送り届ける算段が付く。
最初の目的は「ヴェネチアの剣」の奪還だった。果たされていない。
アイシグ人のした事の意味もわかっていない。全ての解決を付ける為、ファーガスは再びセルニー星系を目指す。鬼が出るか蛇が出るか、物語りはまだ続く。
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