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2023年09月22日08:43

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「ホーンテッドマンション」

説明不要、ディズニーのアトラクションをテーマにした作品だ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」がヒットした後、いろいろなアトラクションの作品が乱立したが、どれも酷い出来だった。
20年前の「ホーンテッドマンション」はエディ・マーフィを起用したが大スベリ、その他にもブレンダン・フレイザーが主演した「センター・オブ・ジ・アース」も、今とは異なるなんちゃって3Dメガネで上映したが、こちらも大スベリだった。
しかし、一昨年観た「ジャングル・クルーズ」がまずまず面白かったので、今回も観に行く事にした。

ルイジアナ州ニューオーリンズで、若き物理学者のベンとツアーガイドをしていたアリッサがパーティで知り合っていた。
数年後、ベンはなぜかツアーガイドをしていた。
同じころ、街からかなり離れた古くて大きな洋館に、シングルマザーのギャビーと息子のトラヴィスが引っ越してきた。
ギャビーはN.Y.で医師をしていたが、B&Bの経営に憧れていたため、洋館を購入したのだ。
しかしその洋館は、幽霊屋敷だった。
二人は慌てて洋館から逃げ出す。

部屋で酔いつぶれていたベンのところに、神父のケントが訪れる。
ケントは、かつてベンが見えない物に特殊な光線を当てて撮影するカメラを開発していたことを知り、洋館の幽霊を撮影して欲しいと依頼した。
ベンは最初は取り合わなかったが、報酬が高額である事を知り依頼を受ける。
夜、ベンが洋館に訪れるとギャビーとトラヴィスが迎え入れた。
ベンは早速カメラで館内を撮影しようとするが、バッテリーが切れていることに気づく。
仕方なく、口でシャッター音を口ずさみながら撮影する振りをするが、ギャビーとトラヴィスはまったく疑っていない。
二人に、屋敷には何もいないと言ってベンは洋館を去るが、自分の部屋に戻ると次々と不思議な現象が起こった。
たまらず洋館に戻るベン。
するとギャビーが「時間通り」と言ってベンを迎え入れる。

洋館は、一度足を踏み入れると幽霊に取りつかれ、どこにいても怪奇現象が起こってしまう。
ギャビーとトラヴィスもかなり遠くまで逃げたが効果がなく、仕方なく館に戻っていた。
神父のケントも同様に、屋敷で暮していた。
屋敷内は当然幽霊がうようよしていたが、一定のルールを守れば霊から悪さをされることはなかった。
しかしこのままではベンも自分の部屋に帰れない。
仕方なく、除霊の方法を探し始める。

ストーリーはこの後、霊媒師のハリエット、洋館の歴史を調べた学者のブルースが加わり、5人の大人と子供一人で洋館の秘密を探り、幽霊を除霊する展開となる。
この5人のキャラ設定がきっちり練り込まれており、かつ途中の脚本もかなり笑わせてくれる内容であるため、作品としての完成度はなかなか高かった。
幽霊屋敷がテーマであるため、物理的な整合性などはまったくないが、その事を感じさせないほどテンポのよい演出でもあった。

個人的には、同じメンバーで別の幽霊屋敷を除霊する続編を作っても面白いと思う。


76.ホーンテッドマンション
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