コミックがあった所為で随分数が増えたな。だって、あの名作が
Kindle Umlimitedなんだもん。
2023年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3769ページ
ナイス数:26ナイス
https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2023/8
■時ありて [Kindke]
一冊の古本に挟まっていた、時を渡った書簡に導かれてエメットは、不確定性原理と戦争の記録に誘われる。
書簡を交換していたのはある男性同性愛者同士で、逸れてはまた出会う運命に翻弄されていた。エメットも運命の流れの中に実はいたのだ。
古い本と文学と、戦争の秘密に関わりながら、エメットは旅だった。
何とも気怠さがあるんだなあ。作者らしいと云えばらしい。
読了日:08月30日 著者:イアン マクドナルド
https://bookmeter.com/books/20459597
■ラウリ・クースクを探して [Kindke]
作者が思いっ切り嗜好に走った小説。良くMSXの話題をツイートしてるもんな。とても静かな語り口で、大きな出来事の中の小さな人間の半生が綴られている。SFと云うには大人し過ぎるけど、そこにコンピュータ技術の変遷が織り込まれているんだなあ。時代も激しさも違うが逢坂冬馬の『同志少女よ、敵を撃て』が思い起こされる、どうしてなんだろう。
読了日:08月26日 著者:宮内 悠介
https://bookmeter.com/books/21544733
■コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝 (ハヤカワ文庫JA) [Kindke]
『工作艦明石の孤独』の中盤で触れられた出来事を掘り下げた外伝。本編の登場人物は全くでない時空の違う世界での遭難と植民と文明の邂逅と軋轢の問題をハードSFとして描いた良作。
読了日:08月25日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/21526986
■鋼鉄紅女 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
総じて、日本のロボットプロレスアニメが如何に海外に浸透しているかという事が解る。
登場人物一覧を見てニンマリするか「バカヤロー!」と叫ぶかした人は楽しめる。戦闘場面はもうちょっと活劇が欲しかったぞ。
使った歴史上の人名の関係が、登場人物同士の関係に反映されている。
そして、歴史をなぞるだけじゃなく、トンデモな展開はワクワクしたぞ。男女の問題については大きいんだけど敢えて語らない。
最後の最後、どんでん返しをしたかと思ったら、更にひっくり返した。実は、世界の成り立ちの根元がそんなだったなんて、反則技だぞ!
読了日:08月21日 著者:シーラン ジェイ ジャオ
https://bookmeter.com/books/21347119
■光る風 第3巻 [Kindke]
現実では在り得ないけれど、起こりうる可能性を孕んで世界は行き着く所まで行き着く。場面転化の合間に浮浪者が洩らす「世ン中こんなに平和だってのによォ!」という言葉が響く。
警告や批判ではなく、作者が抱く自分に纏わる不安と確信が提示されている。平和礼讃でも軍国反対でもなく、自分はどうなるのかだ。
読了日:08月19日 著者:山上たつひこ
https://bookmeter.com/books/11355181
■光る風 第2巻 [Kindke]
自衛隊の海外派遣は現実になってしまった。その先まで現実がこの作品に追い付く可能性は否定できない。これが連載されたのは五十年も前なのだが。
読了日:08月19日 著者:山上たつひこ
https://bookmeter.com/books/11425474
■光る風 第1巻 [Kindke]
これを描いたのが『がきデカ』の作者と同じ人なのだが、確かにこの作者はこう云う作品を出していた人だ。
現代でもじつは変わっていないんじゃないかという別世界の話。危険は孕んでいる。
読了日:08月19日 著者:山上たつひこ
https://bookmeter.com/books/10995311
■ソース焼きそばの謎 (ハヤカワ新書) [Kindke]
久し振りに知的興奮を味わった。恐竜学の解説書を読むのと同じ楽しさがあった。
これは、カツ丼の元祖やラーメンの根元を辿っても、様々な口述、多様な説が出て来るだろうけど、記録と証言を丁寧に辿った、かなり信憑性の高い研究結果だな。
読了日:08月16日 著者:塩崎 省吾
https://bookmeter.com/books/21486439
■仕事ください (竹書房文庫) [Kindke]
概ね初期の短編・シュートショート集で、境界作品的なものから、ど真ん中のSFまで多彩。作者らしい文体が既に形成されている。
また、アイデアの独自性が第一世代SF作家でも抜きん出ている事が解る。
作品ごとに様々な読み味があり、時には状況を嫌悪する事も出来る。或いは恐怖を感じる事があり、皮肉に片頬を歪める事もある。まったく贅沢な一冊だ。
長編での論理性と、社会システム対する透徹した視点が短編でも通っている。
長編での論理性と、社会システム対する透徹した視点が短編でも通っている。
読了日:08月14日 著者:眉村卓
https://bookmeter.com/books/20300422
■オーグメンテッド・スカイ (文春e-book) [Kindke]
何と云うかなあ。「学園青春群像劇、ちょっとIT技術を盛り込んだけど妙に凝り過ぎな、でもSF作家が書いたんだけどな。」感じだな。作者らしいと云えばらしいのかも。
読了日:08月11日 著者:藤井 太洋
https://bookmeter.com/books/21410947
■怪獣保護協会 [Kindke]
全体を通した感想としては、「怪獣大好きな奴が、自分が思う怪獣との関わりを妄想した」んだな。ツッコミどころ満載なのも想定して書いている。物理学的にも化学的にも生物学的にも全然詰めて無くて、思いつくまま会話劇を構築したんだな。まあ、楽しい冒険物語だ。
読了日:08月08日 著者:ジョン スコルジー
https://bookmeter.com/books/21508920
■メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿 新本格ミステリ・カーニバル (星海社 e-FICTIONS) [Kindke]
「ワシはメイド喫茶が好きなんじゃー!」と云う作者の心の叫びが聞こえてきそうだ。特殊な街だからこそ成立する人物造型、愛憎の応酬、犯罪。その上しっかりと百合小説を狙ってる。
読了日:08月04日 著者:柴田勝家
https://bookmeter.com/books/19916681
■人類の知らない言葉 (創元SF文庫) [Kindke]
解説に「心温まるブラックユーモア」と記されているが、そんなに黒くは感じなかった。そして、SFっぽいのは舞台になっている社会背景だけで、別段SF的なアイデアに根差しているわけではない。テクノロジーが幾分進んだ社会で異星人が絡むミステリーだな。核になった発想は、通訳のお仕事だ。
読了日:08月02日 著者:エディ・ロブソン
https://bookmeter.com/books/21258563
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