インド思想への疑問から

自然死の時は人も動物も安らかな死顔です。恐怖も、苦痛もないような。本当にそうかもしれません。しかし、他人に殺される時は、どちらも恐怖と苦痛に満ちた顔。人はもちろん、牛や豚も怖いし、殺される時はどんな時も苦しく、痛いわけです。
　さて、輪廻転生を前提としたインドの諸宗教は昔から菜食主義で、殺生を禁止。僕も「生まれ変わるなら、屠さつしても罪にはならないのではないか」と疑問に思い続けました。
　殺されても心は残るなら、恐怖や苦痛の記憶も天界に行っても残る。罪になるし、自分もそこに行った時、相手から恨まれる。たいへんになる。
　想像を働かせて殺人はもちろん、肉食もしたくなくなる例もあれば、生前記憶の多くの検証から同様になる例もあったと思います。いずれにしろ、「したくなくなる」気持ちがカギですね。
　輪廻転生の是非はともかく、最低でも天国での再会を想定すると、殺しはもちろん、レイプや盗みもしなくなりそうですが。
(例えば、介護関係も介護したい気持ちがなければ続かない。以上も言える。さらには、今の地球人は本当に反戦、平和したい気持ちがあるのかと。ウクライナのほか、中東やアフリカでも戦争しているし、そのほかでも軍備増強しているから。疑問にも。とにかく、何事もしたい気持ちが基礎ですね）