殺異星人事件の陰には巨大な陰謀論と陰謀論に拠って陰謀を成し遂げようとする勢力がいるのだろうか?
リディアを取り巻く人々はどこか変節を見せる。母親までもが陰謀論に染まっている。イギリスへの一時帰省で更に人間関係が絡みつく。
そんな中で、真相に近づけるのか?
ロジア人を巡る陰謀論は、地球文明を変質させ、侵略していることだと云う論が大きい。武力を用いない侵略は、テレパシーに拠る支配だとする。
リディアが異星人に操られているようには見えないが。
フィッツは肉体は死んでしまったが、ロジア人の特性として残留思念のような形でリディアにコンタクトする。二人で協議しながら捜査を進める方針に固まる。
フィッツからヒントを得てリディアは行動する。
地球人の警察官、ロジア人の大使館員の思惑を掻い潜って、リディアは関係ありそうな人物を辿る。
仕事絡みの人物もあり、陰謀論者にも関係は及ぶ。真相はいまだ霧の中。
ネットワーク上の情報交換が複雑に絡み合う社会。リディアに関しても様々な情報が乱れ飛ぶ。まるで筒井康隆『俺に関する噂』の様にお互いがお互いをネタにしあう。信頼できる情報を見極めにくい社会は、現実を皮肉っているな。
「フィッツが彼女に嘘をつくことはできない」← 精神感応だからこそにも思えるが、その通りとは限らないだろう。
「陰謀論を唱える人はみな妄想症だ。」← 事実でしかないが、云ってる本には陰謀論だと思っていなかったりする。
実は疑わしい人物たちは何かしら面識があったり、共感があったりしているんだろうか。実は緩く大きな円環に囲まれているのだろうか。
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