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2023年07月05日07:58

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「インディ・ジョーンズ」シリーズ×4

最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のパブで放送された4作品を、録画してまとめて見る。
1作目の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の公開が1981年で、42年前だ。
ハリソン・フォードが1942年生まれなので、まだ30代の時に撮影した作品である。
だが、今見てもまったく色褪せる部分はない。
冒頭の、宿敵ベロックに出し抜かれる南米の遺跡のシーンからラストまで、手に汗握るアクションの連続だ。

続く2作目の「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」の見どころは、魔宮から脱出する際のトロッコによるアクションシーンだろう。
その後のアニメやゲームなどにも大きな影響を与えている。

3作目の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」は、父親の「ヘンリー・ジョーンズ」に初代ジェームス・ボンドのショーン・コネリーを抜擢しているところがポイントだ。
とぼけたヘンリーを圧巻の演技力で演じている。

今回1〜3作目を連続で見た事で、1と3で現地でインディを手伝っていたサラーが同一人物だと言う事がわかった。
また、作品の時系列が2→3→1の順番だと思っていたが、2→1→3の順番だったこともわかった。

個人的には、この3作に比べて4作目はやや評価が落ちる。
1〜3作は舞台が第二次世界大戦前だったが、4作目は第二次世界大戦後の1950年代で、アメリカで「赤狩り」が横行していた時代である。
敵も1、3作目のナチスからソ連になった。
この設定の段階で、007やM:Iシリーズに近くなってしまっている。
さらに第二次世界大戦で技術は飛躍的に進歩しており、特に車や飛行機、兵器などは一気に性能が向上した。
そのため、1〜3作目までとはちょっとアクションシーンのテイストも異なってしまった。
冒頭でいきなり、インディが原爆実験で吹っ飛ばされている。
それはもちろん、3作目から時間軸が進んでいることを表現しているのだが、個人的にはそれ以前の3作が「古き良き時代のトレジャーハンター」のイメージだったため、ギャップが大きすぎてやや引いてしまった。
古代、地球外生命体が人類に文明をもたらした、という設定はいいのだが、ラストシーンで宇宙船が飛び去るのもちょっと大味な感じがした。

また、4作目の撮影時にハリソン・フォードはすでに68歳。
アクションシーンもムチャしづらくなっているという事もあり、インディの息子のマットを登場させ、トランス・フォーマーシリーズのシャイア・ラブーフに演じさせている。
制作段階では、作品自体がヒットすればこの二人の親子でシリーズのリブートも構想されていたと思うが、興行収入が想定に届かなかったようで、そうはならなかった。
個人的にもこの親子はちょっと微妙だなと感じ、似たような設定で2代目を登場させたハムナプトラシリーズの方が、世代交代が上手くハマったように思えた。

今回の作品は、さらに時代が下って舞台は1969年となるようだ。
すでに自分が生まれた後の年であり、「古き良き時代のトレジャーハンター」は期待できないかもしれない。
そのため、最新作はあまり期待値を上げないようにして、事前情報もほとんど入れずに観に行く事にしている。
それでもインディ・ジョーンズシリーズだけに、ワクワク感は押さえられない。


52.レイダース/失われたアーク《聖櫃》(再)
53.インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(再)
54.インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(再)
55.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(再)
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