mixiユーザー(id:415360)

2023年06月20日19:25

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『ロボット・アップライジング』を読了

一言で「ロボット/AIの反乱」というお題でも、反乱を起こすデバイスにも色々あって、世界設定も豊富。人間の意志が介在する場合もあり、AIが独自に目論む案件もある。
何より怖いのは、極微サイズの敵だな。
変り種だが『芸術家のクモ』ンネディ・オコラフォーが一番馴染んだ。

『小さなもの』ダニエル・H・ウィルソン
掉尾を飾るのは、主題を一番呑み込んでいる編者の作品。でも、ちょっと変節だな。
AIの反乱と云うより、人工的なウイルス禍だな。目に見えない敵が猛威を奮い、遂には核攻撃を仕掛けるが、次の段階へ到ってしまう。

絶望的なのか、受け容れてしまえばその先に希望があるのか? 対抗手段として用意されたナノボットは有効なのか。敢えて有耶無耶なまま物語は閉じる。テクノロジーの有用性と害悪の拮抗。
「混沌とした世界から徹底した秩序をつくり出す」← 恐ろしい機能だ。
「進化の歩みはテクノロジーの進歩に追いつくにはあまりに遅い。」← 淘汰圧ではないからな。

「炭素 から 炭素 へ。」「肉と金属の混沌」← 物質の混淆、宇宙はこうして出来ている。
で、有島武郎の『小さき者へ』は関係ない、と思う。


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