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2023年05月26日10:56

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大塚国際美術館

徳島県鳴門市にある大塚国際美術館へ行った。
この美術館は他の美術館と違って陶板による美術館となっている。どういうことかというとすべての作品が陶板によるレプリカとなっている。その数は膨大で約1000点が5階建の建物に収納されている。それらが60の部屋に展示されている。
しかもその建物は山の中に埋まっている。(瀬戸内海国立公園内のため13m以上の建物は作ることが出来ないため、一旦山を削り5階建分の建物を埋めてある。)
大塚製薬の創立記念事業として始められ、作品は関連会社の大塚トー三陶業というタイル会社が制作している。1m四方のタイルを100%制作出来る技術を開発しており、その技術を使って制作されているということだ。

山の下に入口があり、長いエスカレータで地下3階へ上っていく。
下の階から年代ごとに古代から現代まで古今東西の絵画が原寸大で陶板で作られている。
作り方は巾1m位の陶板に写真を転写し、1300℃で焼成されている。巨大な絵画がも多く、横7,8m高さ4,5mぐらいのものも数多くある。それらは1m×2mぐらいの陶板がつなぎ合わせてある。驚くのはつなぎ目がすぐそばに近寄ってみないとほとんどわからない。焼成すれば寸法がかわるのではないかと思われるが、絵のつながりはぴったり合っている。

地下3階から順番に見ていくが、1日で全部はとても見きれない。我々はかなり端折って見ていったが、それでも地下3階から地上1階まで3時間ほどかかった。(地上2階は時間がなく見なかった。)
目につくのは地下三階にシスティーナ礼拝堂が同じサイズで再現されている。
ここにはミケランジェロの有名な”最後の審判”や天井画があるがちゃんと天井に沿って湾曲している。(陶板で湾曲させるのは大変難しそう。)

カメラは撮影自由(フラッシュ,三脚は禁止)で皆思い思いにスマフォなどで撮っている。私もかなりたくさん撮った。
1階には庭園がしつらえてあり、池があってその周りにモネの”睡蓮”が展示されている。

画学生など絵の勉強をしている人は大変参考になるだろう。(実際ここを見て世界の美術館で本物を見ることをすすめてもいる。)
中にレストラン、カフェなど3軒あるので途中で休憩できる。さらに各部屋にはところどころベンチやソファがおいてあるので時間があればゆっくり休みながら鑑賞できる。

大塚国際美術館のウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A1%9A%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8

写真1: システィーナ礼拝堂
写真2: ダ・ビン千 最後の晩餐
写真3: フェルメール 真珠の耳飾りの少女


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