ろりこんゲストの作品を集中して読んだ。
2023年4月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3469ページ
ナイス数:24ナイス
https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2023/4
■ミッキー7 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
人類が太陽系外に進出した時危険が伴う。危険な業務に対応するのに身体改造という手段もあるが、本作では死んでも甦ると云う方法を取る。
その運用は様々な問題を孕んでいる。実際の技術的問題、倫理的問題、思想的問題などなど。
しかも、辿り着いてすぐに安定した生活を営めることはまずない。ミッキーはそんな歴史を紐解きつつ、テラ・フォーミングを進める為に命を捨てる。特段、ひいでた能力があるわけではない、社会的には敗北者と云っていい男が、生きる意味を問う。
様々なSF的アイデアを拾って紡がれた宇宙開拓ハードSFだ。
読了日:04月25日 著者:エドワード アシュトン
https://bookmeter.com/books/20759333
■きみは雪をみることができない (メディアワークス文庫) [Kindke]
捻ればSFになる仕掛けだが、飽くまでオルタネイティブな恋愛小説。『永遠のあなたと_死ぬ私の10の掟』とは読む順番が逆執筆順と入れ替わってしまったが、作者の成長の跡は見て取れる。終章は装飾が違うけどハインラインの『夏への扉』だな。寧ろそこに至る事情を描けば本格SFだが、出版社/レーベルの制約だろうな。
読了日:04月22日 著者:人間 六度
https://bookmeter.com/books/19422873
■永遠のあなたと、死ぬ私の10の掟 (メディアワークス文庫) [Kindke]
人が思う通常の能力を超えた存在を人は恐れる。肉体を損傷しても死ねない者は、基本設計は人類だが、異なる存在に成果てる。
人格はあるのだから、魅かれてしまう者もいるだろう。
人間関係を語りたかったのだろ。それは成功している。ただ、他作品とも通底する設定をしっかりと設えたSF小説として書かれた話も読んでみたい。
読了日:04月20日 著者:人間 六度
https://bookmeter.com/books/20140375
■BAMBOO GIRL (文芸社文庫NEO) [Kindke]
自費出版のデビュー作。だからかスッキリしない部分もあるが、しっかりとSF志向が窺える。
後の作品でも詰め込み過ぎてしまうのは熱意だろう。そこはプロとしてはスッキリと刈り込むところを思い切れるようになって欲しい。
気になったのは「独壇場」だ。そんな言葉はない。誤用が広まってしまった的を「得た」描写だな。
もう一つ「関係性」が気になる。世間一般で気になる。大抵は「関係」でなければならない時に「関係性」としているのを頻繁に見掛ける。
読了日:04月17日 著者:人間 六度
https://bookmeter.com/books/15620336
■タヌキとキツネ 9 (リラクトコミックス)
相変わらずほんわか、みんななかよく平和だねえ。
読了日:04月15日 著者:アタモト
https://bookmeter.com/books/20842131
■ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
実はまとめて連続的にこの作家を読んだ事は無かった。アンソロジーやマガジンに掲載された作品をぽつぽつと拾いながら、「結構好きだぞ」と思っていた。
まとめて読むとなかなかの充実感。ツボを押さえたSF短編集だな。機会があれば、またこの作家の作品をまとめて読んでみたい。できればシリーズものを通して読みたい。
読了日:04月14日 著者:ジョージ R R マーティン
https://bookmeter.com/books/13918755
■鎌倉ものがたり・魔界編 キツネの嫁入り (アクションコミックス)
いつも通りちょっと変わっていて、不可思議な、この世ならぬ事態が起こる鎌倉。魔物も人もそれぞれに関わって世界が成り立っている。
人間同士の関係の拗れは、魔物より恐ろしいもんだなあ。
読了日:04月14日 著者:西岸 良平
https://bookmeter.com/books/20708019
■星の航海者1 遠い旅人 (創元SF文庫) [Kindke]
そうかそうか、スペースオペラの標準を敢えて外そうと云う意図か。それで、一巻まるまる事情の[説明]に費やしたと云うわけか。
ここで描かれる未来は、より現在の技術的展望を汲んだ設定であって、そう云った展開はありだ。長い話になるみたいなので、じっくりと付き合おう。
読了日:04月06日 著者:笹本 祐一
https://bookmeter.com/books/20892828
■上海灯蛾 [Kindke]
阿片の生み出す富が人の道を歪め、国家すらも狂わせた話。
中国に隠然と力を持つ青幇は、現在でも密やかに生きているのだろうか?
貧しい生活を厭い、栄華を夢見た男たち。そして出自が故に過剰に国家に奉仕した青年。互いの利害は対立し、命を奪い合った。一時は命の恩人であり、自分の果たせぬ夢を託した間柄であったが、時代が彼等を分かったのだろう。
史実を交えつつ、記録の曖昧な事態に想像の触手を伸ばし組み立てた陰惨な物語。
この物語は作者が原初に立ち返った『上海ダーク・バラード』と云えるかも知れない。
読了日:04月03日 著者:上田早夕里
https://bookmeter.com/books/21050110
■石神伝説 3 (文春デジタル漫画館) [Kindke]
掲載誌の消滅で途切れた大作偽史。
大まかな道筋は想像がつくが、歴史の織目から浸み出す物語。古事記と日本書紀とその他の伝承の隙間に、本当に存在したもしれない事柄だ。
偽史とはこうして形成される。
読了日:04月02日 著者:とり・みき
https://bookmeter.com/books/12746152
■石神伝説 2 (文春デジタル漫画館) [Kindke]
西へと辿りながら、大和史の裏側が明かされる。秘められた惨事と怨恨の血塗られた日本の物語り。
読了日:04月01日 著者:とり・みき
https://bookmeter.com/books/12746150
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