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2023年03月13日12:12

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『健康になる技術大全』林英恵・著 ダイヤモンド社


ハーバード公
衆衛生大学院を女性で初めて卒業した、
林英恵さんによる健康バイブル。



ハーバード公衆衛生大学院元学部長の
イチロー・カワチ氏、ハーバード公衆
衛生大学院ダナファーバーがん研究所
教授のK・ビシュワナシュ氏、ベスト
セラー『統計学が最強の学問である』
の著者、西内啓氏が揃って絶賛する、

健康番組などではよく、「〜を食べる
と認知症に良い!」といったうたい文
句を見かけますが、じつはあれは学術
の世界では「還元主義・リダクショニ
ズム(reductionism)」と言われ、
かなり疑わしい表現。

健康というのものは、何かを食べたら
すぐに何かが良くなるような、単純な
ものではないのです。
(詳しくは、本文を読んでください)

こうした健康ノウハウにあ
りがちな過ちを正し、正しくエビデン
スを読む技術を伝授。さらには、すぐ
に実践できる食事、運動、睡眠のノウ
ハウも提供しています。

もちろん、正しい情報を知っていたか
らといって、正しい行動が取れるわけ
ではありませんが、本書では、その点
もカバーしています。

何がわれわれの行動に影響しているか、
目に見えない環境要因や、悪い行動を
避ける方法、新しい習慣を身につける
方法、健康に影響を与えるストレスの
管理法や感情コントロール法までがま
とめられており、まさに「大全」の名
にふさわしい一冊です。

サプリメント会社や大手食品メーカー
にとっては、じつに都合の悪い内容で
すが、お金を払ってでも正しい健康知
識を身につけたい読者には、これ以上
ないバイブルだと思います。


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よくある、「テレビで○○先生が言って
たから」とか、「XX委員会の報告書に
よると」というのは、権威のある人や
組織でも、きちんとしたデータや研究
の結果に基づいていなかったり、正し
く解釈されていない限り、エビデンス
の中では一番弱いレベル

日本人の死因リスクトップ10を整理す
ると、ピロリ菌とC型肝炎ウイルスを
除いて、そのほとんどが、たばこ、食
事、運動、アルコール、ストレスに関
連するもの

アメリカでは、お皿のサイズが1990年
代に比べて、約23%も大きくなってい
ます。お皿や飲み物の容器が大きくな
るのに伴って、食べる食べ物・飲み物
の量も必然的に増えました

人間の行動は、何らかの「流れ」の中
で行われるもの

すでにやっている1つの習慣に、新し
く身につけたい行動を1つだけくっつ
ける

やめたい行動は危ない状況ごと避ける

日本のテレビや新聞で、「〜を食べる
と認知症に良い!」といったうたい文
句で作られている番組や記事をよく見
かけます。この手法は、学問の世界で
は「還元主義・リダクショニズム
(reductionism)」といいます。簡
単に説明すると、複雑な事象を、単一
のシンプルな要素に着目して結論づけ
ることを指します

特にアジア人において、白米の摂取量
が高いほど糖尿病のリスクが高い

野菜と果物は、量でいうと約80g食べ
るごとに、5〜6%ほど死亡率が低く
なる

じゃがいもは野菜ではなく炭水化物

加工肉は発がん性があり、赤肉はおそ
らく発がん性がある

食品表示で、「植物性油脂」「植物性
食用油」を使った食品加工物は、トラ
ンス脂肪酸を含有している可能性が高い

砂糖やシロップなどが入っている食べ
物や飲み物は避けましょう

お酒の良し悪しの判断には「何を一緒
に食べるか」に関して注意が必要

喫煙者などの特定のグループでβカロテ
ンのサプリメントを服用すると、肺が
んの発生率や死亡率が上がる

「誇り」は定期的な運動、食事、性生
活などの分野で、健康的な生活を送る
ために鍵となる感情の1つ

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