バカラックの逸品

今日は関東では積雪。大阪も雨がふっている。
雨の歌で好きな曲はたくさんあるが、バート・バカラックの「雨にぬれても＝Raindrops keep falling on my head」は私の中では洋楽のクラッシックとして、ジリオラ・チンクエッティの「雨」とともに2大好きな曲だ。
映画「明日に向かって撃て」の主題歌。つい先日NHKBSプレミアムシネマでやっていた。何度も再放送しているみたい。



そして「ALFIE」これも映画の主題歌だけど心にしみる形而上学的な歌。

生きる道を選択するとき
与えるよりたくさん与えられる方を選ぶべきなのかしら

それとも惜しみなく与える
優しい人間になるべきかしら

もし正直者がばかをみるというなら、ねぇアルフィー、
非情でいるほうが賢いのかもしれない

だけど強者だけが生き残るというのなら、
昔からある黄金律はどうなるの？

結局人間の生き方考え方って50年前も100年前も進歩してないんだなと思う。
いま困窮している友人、病に苦しんでいる友人にこの曲を捧げたい。



故筒美京平もバカラックが好きだと言っていたけど、すごくわかる。詞やヴィジュアルの世界観を見事に曲にあらわすことができる天才。プロ中のプロというべきか。
バカラックの追悼YouTubeを見ていて、あらためて素晴らしい作曲家だと思った。

昔は歌謡曲番組や映画劇場も多かったが、夜のヒットスタジオとかミュージックフェアとか外国のアーティストが出演している番組がけっこうあった。バカラックの楽曲は日本ではB・Jトーマス、ディオンヌ・ワーウィックが有名だが、トム・ジョーンズやアンディ・ウイリアムズ、トニー・ベネットなどもよく歌っていた。

それから昔は子供心に、テレビには子供むけの番組と大人の番組とがあると思ってて、ミュージックフェアやイレブンPMは大人の番組（子どもは見てはいけない）と認識していた。
そして大人の番組と思いながら背伸びしてみていたのが海外ドラマ「スパイ大作戦」。後に映画「ミッション・インポッシブル」としてトム・クルーズ主演でリメイクされ大ヒットするが、初代主人公のピーター・グレイブスの声の吹き替えしていたのが若山弦蔵氏で、いい声だったなぁ。
「おはようフェルプスくん・・なおこのテープは自動的に消滅する」という消滅するテープがめっちゃかっこよかった。
かっこいい声といえば、森山周一郎も亡くなった。「ジェットストリーム」の世紀の癒しボイス：城達也も亡くなっているし・・私が好きないい声の声優さんがみないなくなっちゃった。これだけの昨今の声優ブームにもかかわらずアニソンやアニメの声優のことは全く印象にないし記憶にも残らないのは年のせいなんだろう。

最後にこれもバカラックの代表曲。あまりにも有名でみんながカバーするけどやっぱりカレン・カーペンターの優しい声が一番いいね。カラオケで必ず歌う曲（今はカラオケいけないけど）



■作曲家バート・バカラック氏死去、94歳　ビートルズらの楽曲に協力
(朝日新聞デジタル - 02月10日 00:56)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7295148