暦はすでに11月、秋も深まり初雪の頼りにも接するこの頃。この1か月ムシ採りに出ることができなく悶々とした日々を過ごしてきた。やっとまとまった時間の取れた今日だが、すでにコブ叩きには時機を逸している。どこでもよいから紅葉たけなわのブナ林の散策を楽しもうと県内のブナ林を目指した。急激な冷えこみで紅葉の色付きはよく、木漏れ日を浴びて燃えるような鮮やかさで森を装う。
肝心のムシだが、またやらかしてもうた。菅瓶とナタなどの入った採集道具を入れたザックを積み忘れてきたようだ。車の中ガサガサしたら何とか菅瓶1本発見。どうせ大したものも採れないし、小さな虫ばかりだからこれで十分。
尾根筋は乾いて全くムシの気配がないので、沢筋に沿って森の中をさまよう。どうせなら県内未記録のミケトマでも狙おうとヤニタケ探してみたが見つかるはずもなく、目につくのはブナ倒木のツキヨタケくらい。ほかに地表近くにブナハリタケなどがいくらか見つかるが、当然落ちてくる虫はド普通種ばかり。
予想通り収穫は何もなかったが、のんびり紅葉のブナ林楽しめたことが唯一の収穫といったところか。
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