Pidonia日和…のはずが

6月半ば、梅雨時らしい曇り空ながら風も穏やかで気温も高めの一日。きっとブナの山ではタンナサワフタギやツルアジサイの花はたくさんの虫たちの宴会で盛り上がり、立ち枯れはナガクチキ類が走り回りっていることだろう。
こんな日は慌てることはない、前日の雨で湿度は十分、日差しが無いので乾燥も心配なし。朝方の小用を済ませた後、採集道具を積み込んで県内の山に出かけた。
現場到着後最初の一叩きは車の脇のサルナシのツル。お約束通りウスモンナガクチキが落ち、幸先良いスタートを切った。しかし良かったのは出だしだけで、後は何を叩いても良いムシどころか普通種さえまばらな状態。タンナサワフタギもミズキもツルアジサイも今年はハズレか花が全くついていない。苦労が報われる気配もなく早々に切り上げ、前回と同じくM峠へと転戦。こちらもタンナは花が無い。立ち枯れ落ち枝と探索してなんとかそこそこのムシを採集することができたが、当然のことながら目新しいものは無し。
次はちがう場所に行くことにしよう。