面白い番組を見た。大半は月のクレーター起源の話で、月の周回探査機”かぐや”のデータ解析から月を代表するクレーターの”コペルニクス”の形成時期が今から約８億年前で、同時期にほかにいくつものクレーターがある、という話でそれはどうしてかというのをやっていた。
番組の説明
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82511?imp=0
”コペルニクス”は月のほぼ真中にある直径９３ｋｍのクレーターで私もよく撮っているがそのような問題があるとは知らなかった。
アメリカの研究者が火星と木星の間にある小惑星帯で約８億年前に大規模な衝突があり直径１００ｋｍ以上の小惑星がバラバラになって飛び散った、という研究論文を発表した。
日本の研究者が約8億年前に月にいくつものクレーターが出来たのはなぜかという研究をしていた方がこの論文と出会い飛び散った残骸がシャワーとなって月に降り注いだ、とする論文を発表する。
さらに地質学者が木曽の山中から8億年前の薄い地層に地球外の物質が含まれているのを発見。当時の隕石落下によるものと推測することで地球にも隕石落下のシャワーがあったことを証明する。
さらにアメリカの学者が化石の分析から生命の基本元素である”リン”の含有量がそれまで低い安定した量であったのを約８億年前に急激に増え、その後の地球の生命が多様化しているのを発見する。
地球の生命起源に隕石が深くかかわっているのではということを示している。
先日 リュウグウからハヤブサ�兇�持ち帰ったサンプルのなかにアミノ酸が見つかったというニュースがあったが、この番組はそれ以前だったのでその話は出てこなかった。もしそれ以後の番組だったらリュウグウのアミノ酸は宇宙からの生命起原の説を補足するものになっただろう。
写真は6月12日撮影の月面のコペルニクスクレーター
ログインしてコメントを確認・投稿する