昨年暮れ、たまたま通りがかったギャラリー永善堂画廊で「石田淳一展 日々の貌」を見た。
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https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981128428&owner_id=2083345
身のまわりのものを精緻に写実的に描く作品は、静謐でいて、対象への愛情に溢れていて素敵だった。
在廊中のご本人ともお話しし、礼状もいただく。個展の礼状を下さる方や個展の案内に一言書き添えてくださる方には、なるべく次の個展にもお邪魔するようにしている。たかが葉書一枚、されど葉書一枚なのだ。
前回は銀座の画廊だったが、今回は日本橋の画廊。
ご本人はいらっしゃらなくて、ギャラリーの人がお客様に熱心に別の絵も見せている。白手袋が目に入った途端、あちゃ、場違いのところに来ちゃったと少々居心地が悪かったが、作品に見入る。
2020年コロナが席巻して緊急事態宣言が何度も発令。彼は、その年の元旦から、1日1枚のドローイングを自身に課したという。閏年だったので366枚の作品が完成。スケッチブックに描いた絵だからその糸綴じをはずして額装し、4回に分けて個展を開催しているという。
りんごだったり、いちごだったり、消しゴムやスイカ、ぬいぐるみ、どら焼き、それに愛猫ジジ。
その作品全部を収録した図録が販売されていた。絵には言葉も書き添えられていて、さながら絵日記だ。素敵だなぁ、4400円!買えません。
そしたら、ギャラリーの人が小冊子をくださった。その一部が載せてあるオールカラー全20ページ。
有元利夫に続いて、いただいた小冊子。展覧会を思い出しながらペラペラページを捲る楽しさ、ありがたし。
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