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2022年04月06日23:22

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キリストの顔: イメージ人類学序説 (筑摩選書) 水野 千依 筑摩書房 2014年6月12日

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p.191
ニカイア公会議では、聖像のポイエーシス(着想、創造、構図)は芸術家の介入とは無縁の神の領分であるのに対して、彩色などのテクネーは芸術家に固有の領分であった。一方、ローマでは、聖像の素描は聖ルカの手の所産であり、色彩の層、絵具による完成は神の介入と考えられており、まさしく逆転している。類似する概念に基づきながらも、東西の聖像理解には大きな隔たりがあるのだ。
p.206
中世の語源学においては、「ヴェロニカ」はラテン語の「ウェラ(真正な)」とギリシア語「エイコン(像)」との混成語の縮約形とされ、四世紀の新約外典「ピラト行伝」(7:1)に記された「ベレニケ」という女の名にこじつけられた。
p.207
キリストが受難においてゴルゴタの丘へ赴く途上、茨の冠をつけたその顔から滴る汗や血を聖女が拭くと、ヴェールに聖なる顔が転写されたというものだ。
…それに対してヴェロニカの聖顔布は、六世紀にシリアで発見されたという言い伝えがあるとはいえ、伝説が現在のかたちをとるのは十二、十三世紀まで待たねばならない。
p.208
 一方、サン・ピエトロ大聖堂参事会員ベネディクトゥスによる『ローマ式典礼書』(一一四三)には、「[教皇が]ヴェロニカと呼ばれる聖汗布のもとに赴かれる」という表現がみられる(3)。同時期のサン・ピエトロ大聖堂の記録(十二世紀半ば)にも、ヨハネス七世の聖母の祈禱堂の正面に「ヴェロニカと呼ばれるキリストの聖汗布が存在する」とある(4)。
p.209
それによれば、一一九一年、フランス王フィリップ二世(在位一一八〇−一二二三)は聖地エルサレムからの帰還途上でローマに立ち寄り、そこで教皇ケレスティヌス三世(在位一一九一−一一九八)より貴重な聖遺物を見せられた。そのなかに「キリストが顔の上に置いた亜麻布」があり、「今日でもそこには、キリストの顔があたかも存在するかのように、彼の痕跡がきわめてはっきりと現れている(5)」とある。
p.217
 しかし、十二世紀のこの伝承は最終的には忘却され、別の物語の系譜がヴェロニカの伝説を決定づけることになる。それは、『ティベリウス帝の治癒』や『救世主の復讐』の語る八世紀に遡るラテン語の物語伝承である(15)。
p.219
 その最後の一歩を刻んだのは、フランスの詩人ロベール・ド・ボロン(十二世紀後半ー十三世紀初頭)の『アリマタヤのヨセフ伝』(一一八三頃)である(17)。…つまり、キリストの衣服の裾は聖女の拡げる布となり、血を流しつづけた女は血を流すイエスへと反転していく(図1-1、本章扉図)。
p.222
おそらくインノケンティウス三世の宗教行列の導入を機にローマで注文されたと考えられるこの写本は、東方で定式化された図像に立ち返り、サン・ピエトロ大聖堂のヴェロニカを、右に視線を向けた、白い布上の首のない顔として描き、マンディリオンと同一視している(21)。
p.252
[グレゴリウスが祈り]立ちあがると、パンの一切れが肉に変わり、一本の指になっているではないか。[……]グレゴリウスがもう一度祈ると、肉は、またパンに戻った(33)。
p.353
(3) 父なる神と子なるキリストの本質が異なるとするこの思想は、三二五年の第一回ニカイア公会議で異端とされたアリウス派の信条に近い。


神現祭で凍てつく川に飛び込んだ2児の母、子の目の前で流され行方不明に(露)<動画あり>
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=6823736

イエス・キリストが洗礼を受けたことを記念する「神現祭(主の洗礼祭、Epiphany)」にあたる1月19日、ロシアの湖や川ではロシア正教会の信者が冷たい川や湖に飛び込んだ。これは身を清める伝統行事として知られるが、サンクトペテルブルク近くの村では40歳の女性が凍てつく川に飛び込んだまま行方不明になっている。『The Sun』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

事故があったのはヴィラ(Vyra)という村で、女性は家族が見守るなか厚い氷が張ったオレデシュ川に長方形に開けられた穴の中に飛び込んだ。しかし氷の下の川の流れが速く、女性はあっという間に流されてしまったようで再び浮上することはなかった。

当時の様子はカメラが捉えており、動画では女性がすぐに上がってこないことに気付いた夫(50)が叫び声を上げ、穴の中に飛び込んで何度も潜っているのが見て取れる。

しかし女性は見つからず、そばでは事の重大さに気づいた子供が「ママ、ママ」と泣き叫んでいた。

現場にはその後、ダイバーを含むレスキュー隊が呼ばれたものの女性は今も見つかっておらず、生存は絶望的とみられている。

なお神現祭は極寒の時期に行われることから、川や湖に飛び込む際には救助隊や医療専門家などが待機するが、地元救急隊チーフのアレクサンダー・ズーエフ氏(Alexander Zuyev)は「現場には救急隊はおらず、穴を照らす十分な明かりもなかった」と明かし、次のように述べた。

「女性のグループが穴を開けたのは、川の流れが速いことから夏でも溺れる人がいるほどだ。サンクトペテルブルグ周辺では最も危険な川の一つとして知られており、事故は起こるべくして起きた。」


なお女性は40歳の弁護士で2児の母ということだけが伝えられており、このニュースには「あまりにも危険。規制を設けるべき」「危険な場所だと知らずに飛び込んだのか?」「ロープを付けるべきだった」「これは子供にとっては一生のトラウマ」「あってはならない悲劇」「まだ40歳。子供もまだ幼いだろうに」「雪が降っているよね。危険な行為」といった声があがっている。



画像は『The Sun 2022年1月23日付「HORROR ACCIDENT Terrifying moment mum, 40, is swept away after leaping into frozen river in Russia as her kids scream in horror」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)


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