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2022年02月21日14:33

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人間は同居を嫌う性質があるかもしれません

  第二次世界大戦前の日本。多磨全生園などのハンセン氏病療養所は個室がなく、男女に分かれての同居生活。一元患者から「ケンカばかりしていた。煩わしくて、誰もイヤだった。戦後になり、個室と夫婦室作る運動して、良くなった」と証言を聞いた。また、それとは別に、「結核療養所は個室がないため、ケンカが多かった」と聞いた事がある。やはり、個室がない軍隊生活のイジメ。

  時は経て、1970年代。首都圏の身障者たちは施設入所を嫌い、反施設運動。ただし、嫌う理由は、結婚できないからか、自分でも判らないかに大別された。前者にはかなりの結婚例があったが、大体は離婚した。当時の身障施設は個室はなかった。島田療育園でも、身障園生たちはケンカをよくしていたし、一時文通した板橋区の身障施設の一園生も「ここもケンカばかりだよ」と述べていた。また、同様だった高齢者ホームもケンカが多いと聞いた事がある。

  話は少し変わり、離婚。実際は明治から多かったそうだが、その情報は伝わらなかったため、注目されなかった。夫婦不和になっても女性が耐え忍ぶ例も多かったし。でも、実際はかなりあり続けた。夫婦だけでもない。親子や姉妹が同居生活をしてケンカになり、殺す事件が後を絶たない。何も経済トラブルがなくても、一緒にいると相手の顔も見たくなくなるという話をよく聞く。どんな愛も冷えるらしい。

  ならば、これから心理学的な解明が期待されるが、人間には同居を嫌う性質があるのではないかと思いたくもなる。70年代、僕や島田身障園生含め、身障者が施設を嫌った理由もそのような事かも知れないし、軍隊の問題にも通じる以上、日本の徴兵制も復活させては、この面からもならないと思うわけです。


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