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2022年02月09日11:30

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日本の養護学校問題

1979年に日本の養護学校が義務教育化をされる事を巡り、77、8年には当時の身障者運動が賛否真っ2つに分かれ、激しくケンカしていた。賛成派は「障碍児の教育権の確立」と言い、反対派は「隔離教育」。双方にサポーター。反対派のサポーターの中には、「統合教育を推進すれば、多くの児童に優しさが芽生え、格差と競争社会は消える」。当時の僕は島田療育園や子供会に目が向いていたが、両派の言い分は聞いた。
 その後、世界的流れもあり、統合教育はかなり推進されたが、乙武氏の例の本が売れる一方で、平成に入り、日本国内の格差と競争は激化。児童が殺人事件を起こす例も続いている。かつての反対派サポーターの過去否定の声も聞いた。本当に問題の根は学校関係ではなかったわけである。
 立証は難しいにしろ、明治初めの食肉システムが作られず、肉は食べても身近に屠殺方式なら、日本は西洋からの栄養学と科学も利用して、早くから植物性肉も作り出し、日本人本来のやさしさもキープして、最初から障碍児も公立学校に行き、当り前に統合教育もできた。あと、知的障碍児のための特別学級は作られたと思うが、養護学校という言葉さえもできなかったと今の僕は思う。
 78年当時の両派の人たちはどちらも事の真相が見えなかったようだ。因みに、当時の日本の屠殺はまだ日本人がしていた。日本人であれ、外国人であれ、一部に押し付けるのは良くないし、「苦役を課してはならない」という憲法違反にもあたる。
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