中之島美術館オープン

2022　0202
回文みたいな？？？　2022年2月2日、大阪中之島美術館がオープン。
国立国際美術館のすぐ前、堂島川に面した黒いキューブの建物だ。
去年「ナショナルギャラリー展」を見に国立国際美術館に行ったときに建物がだいぶ完成に近づいているなと思っていた。

近いうちに観に行こうと思っている。オープニングは「超コレクション展〜99のものがたり」。
大阪コレクション（大阪市立近代美術館準備室）の作品は過去に見たはずだと思って日記検索したらやっぱり見ていた。とくにオープニングの目玉であるモディリアーニの裸婦の絵は記憶にある。
なんと15年前だった。

2007年日記：夢の美術館
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=375758456&owner_id=168303

準備室発足は1990年というから建設計画が出てからなんと30年。オープンできない理由は大阪市の赤字財政のせいといわれていた。
なかでもモディリアーニの裸婦の絵はバブルの頃にとんでもない高額で購入されたらしく、市民から非難が殺到。
フンデルト・ヴァッサーの奇抜なアート建造物のごみ処理工場しかり。
2006年日記：どないやねんフンデルト
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=126148741&owner_id=168303

大阪は芸能のまちだが芸術の価値について無理解な文化なのだろう。
それでもなんとか近代美術館のオープンが決まったらしいと聞いたのが10年ほど前。
バブル期は、ただ所蔵していることに価値があった。所蔵しているだけで価値があがるといって美術のことも何もわからないふつうの人がこぞって絵を買っていたのを思い出す。
その後20年たって、所蔵しないことに意味を見出す国立新美術館のような発想の美術館が出現した。
バブル期に高い絵を買いまくり、タンスのこやしにしてきた大阪はアートシーンでは極端に遅れをとって完全にオープンの機会を逃してしまっていた。
がついにこのコロナ第6波の中、30年越しの悲願が実ってオープンに漕ぎつけた。
当初の予定であった大阪市立近代美術館ではなく中之島美術館という新しい名前になって。長年の呪いが解けて大阪のモダンアートの殿堂になりますように（祈）