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2021年12月31日23:30

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12/31(金)ニュース!2021年を振り返る ソヴィエトを含め社会主義体制崩壊 ピョートル1世戴冠300年 2022年は、オスマン帝国滅亡100年 ユーゴスラビアの社会主義体制崩壊 モルドバ共和国

12/31(土)
本日、多摩地区は朝方から灰色の雲が覆い、冷たい北風が吹きすさぶ。気温は、正午時点で摂氏5度、湿度は40%台、午後12時30分過ぎに粉雪がちらついた。対照的に日本海側では、大晦日に雪が強まっている。新潟県では、大雪警報が出された。今月は例年になく、寒波の影響により、日本海側の天候は荒れている。

 新潟県では、大晦日に毎年恒例の月光仮面と名乗った方から寄付が寄せられた。今年は2万3000円だという。1974年から48年連続県内の交番に届いている。新潟県警によると、交通遺児基金に寄付し、役立ててもらうという。
 
 目次
・第1章 初めにニュース!
・第2章 歴史的な出来事
・第3章 西欧路線をとるモルドバ共和国

 第1章 初めにニュース!

 12月31日は、毎年恒例の年末ジャンボ宝くじの当選番号が発表される。1等7億円、前後賞1億5000万円ずつを加えると、合計10億円だ。賞金額は、この10数年で大きくアップした。300円で購入できるくじ1枚あたり、1等の確立は1000万分の1、宝くじは、夢を買うといわれる所以である。唯一期待が持てるのは、実力に関係なく、誰しも当たる確立は平等にある点だ。

 当選金は良くも悪くもその人の使い方次第で、大きく運命が変わる。

 2020年に続き、2021年も新型コロナウィルスに振り回された1年だった。秋以降、全世代にワクチンが普及したことにより、幸いにも感染者は減少傾向に変わった。冬場になり、海外で流行しているオミクロン株による感染者が国内にも出始め、少しずつ感染者が増え始めている。12月31日(金)に日本全国で確認された新型コロナウィルスの新規陽性者数
は438人、感染による死亡者は0人と発表された。厚生労働省によると、人工呼吸器ECMOの装着を必要とする重症患者数は前日比3人増となる49人と明らかにされた。昨年の12月31日を振り返ると、1日あたりの感染者数は4532人に達していた。
感染予防が高いワクチンが出回っているとはいえ、変異を繰り変えすウィルスとの戦いは、2022年に持ち越された。

詳細 NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211231/k10013411041000.html

 昨年2020年の12月31日の日記 12/31(木)2020年最後の日 東京都と大阪府のコロナ対策 聖地である代々木の舞台に立てなかった浜崎あゆみ withコロナ時代のエンタメ業界 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977966882&owner_id=32437106

 第2章 歴史的な出来事

 2021年は、歴史を見直す出来事がいくつかった。

 9月10日には、現在のロシアを大国化に繋がる大北方戦争終結300年の節目を迎えた。バルト海の覇権を巡り、ロシアを中心とした北方同盟と、スウェーデンの戦いである。ロシアのピョートル1世が、勝利をしたことにより、不凍港バルト海の出口を手に入れ、貿易推進により、国力のアップにつながった。同年11月2日には、ロシアの元老院から正式に皇帝の位を授かった。ピョートル1世によって、ロシアは東欧の大国として名を馳せた。

 写真=ピョートル大帝の肖像画 20世紀のBOX http://mahdes.cafe.coocan.jp/euhe2c2.htm
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 関連日記
関連日記 2021年9月10日付 9/10(金)独立30周年ウクライナの歴史(3)ザポロージャ・コサックの戦い(中篇)9月10日で大北方戦争終結から丁度300年 withコロナ時代を見据えて動くB’z https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980302669&owner_id=32437106

 関連日記 2021年11月2日付 11/2(火)独立30周年ウクライナの歴史(3)ザポロージャ・コサックの戦い(後篇)11月2日はロシアのピョートル1世が正式に皇帝の称号を得て丁度300年 シリア情勢について  https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980755517&owner_id=32437106

 12月25日は、15の共和国で構成されたソヴィエト連邦解体30年の歴史的な一日だった。バルト3国をのぞく、12の共和国(発足当初10の共和国)が独立国家共同体(CIS)に加盟し、本部をベラルーシの首都ミンスクに置いた。それぞれの共和国の間で、独立意識が強く、NATO(北大西洋条約機構)のような共通の軍隊の結成にはいたらなかった。2018年現在加盟国は12から9まで減った。ウクライナとジョージアは、反ロシア路線をとり、NATOとEU加盟を目指している。

 写真=旧ソ連の構成国 掲載元 ブログ 「塩はうまくてまずいです」より https://hosokawa18.exblog.jp/21692999/
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関連日記 12月25日(土)付 12/25(土)ソ連崩壊30年目の日、ナゴルノ・カラバフ紛争停戦合意1年、アルメニアとアゼルバイジャンの歴史(後編)
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981181201&owner_id=32437106

 
2022年は、ソビエト結成と共に、1299年に建国されたオスマン帝国滅亡から100年を迎える。また4月28日には、社会主義を放棄した新ユーゴスラビア創設30年の節目に当たる。

 社会主義ソビエト連邦は、1922年4月16日にラパッロ(イタリアの都市名)条約により、ドイツ(ヴァイマール共和制)との間で外交関係を正常化させた。同年12月30日に、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ザカフカース(ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア)の4カ国社会主義共和国からなる連邦制国家としてスタートしたのである。

 オスマン帝国消滅は、1922年11月1日に、アンカラ(現在のトルコ共和国の首都)政府が、スルタン制度を廃止したことに始まる。第36代の皇帝(スルタン)のメフメト6世が、マルタに亡命したことにより、帝政は崩壊した。1923年10月29日に、アンカラ政府の代表者ムスタファ・ケマルが主導となる、トルコ共和国としてスタートを切った。古いイスラム法を廃止し、西欧化社会を目指して歩んでいる。

 関連日記 11月10日付 11月10日でナゴルノ・カラバフ紛争停戦合意1年、アルメニアとアゼルバイジャンの歴史(前編)1922年のトルコ革命と共に1991年のソビエト崩壊を振り返る その他水族館のチンアナゴについて
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980818604&owner_id=32437106

 もう一つ、歴史で重要な出来事は、2022年4月26日でユーゴスラビアの社会主義体制崩壊から30年である。かつては6つの共和国で構成されていた。1945年以降、ナチス・ドイツを国内から撤退に追い込んだカリスマ指導者チトーの下、一定程度共和国内で自治を認めたうえで、独自の自主管理社会主義体制を築いた。彼は、1947年10月5日にソ連共産党が中心となって立ち上げたコミンフォルムに加わった。立ち上げ時は8カ国にのぼる。翌48年6月に、一国社会主義を掲げるソ連に反して「工場を労働者へ」をスローガンに掲げるユーゴスラビアは、除名された。自主管理社会主義とは、労働者自らが選挙によって、経営者を決める仕組みである。能力や信頼度に応じて立場が変わることにより、生産性の向上に繋がった。経済成長率は平均6%を記録した。チトーは1945年に首相に就任し、53年から亡くなる1980年まで2代目の大統領職を務める。

 写真=チトー大統領 掲載元 https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%88%E3%83%BC
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 チトーが亡くなった後、後継者不足により、多民族多宗教国家は崩壊する。1991年以降、クロアチア、スロベニア、北マケドニア(当時の名称はマケドニア)、ボスニアヘルツェコヴィナの4国が独立を宣言した。1992年4月28日にセルビア共和国とモンテネグロ共和国の2カ国から成る「新ユーゴスラビア連邦共和国」を結成した。なお2008年に独立したコソヴォ共和国は、当時新ユーゴスラビア連邦を構成するセルビア共和国内の一つの自治州だった。2003年に、それぞれの共和国の独自性を高めるため国名を「セルビア・モンテネグロ」に改称した。転機は2006年5月21日に訪れた。モンテネグロ共和国内で独立の是非を問う住民投票が行われる。独立の達成には、55%の賛成票が必要な状況だった。結果賛成票が55,4%、反対票44,6%の結果になった。従って、独立賛成案が可決され、同年6月3日にモンテネグロ政府は、独立を宣言した。セルビア政府も、モンテネグロ政府の意向を受け入れた。2日後の6月5日、1992年に設立されたセルビア・モンテネグロの継承国家として宣言する。

 詳細日記 2021年1月22日付 2021年1月22日(金)オリンピックと共に1年延期のサッカーUEFA EURO2020の初出場国北マケドニアについて、サッカーと共に旧ユーゴスラビアの歴史編https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1978190676&owner_id=32437106

 写真=モンテネグロの一つの都市、世界遺産に指定されたコトル 掲載元 GO TRIP https://gotrip.jp/2020/04/124940/
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 2008年2月17日には、セルビア共和国内の一つの自治州だったコソヴォ共和国が、独立を主張する。反対するセルビア政府は、国連に判断をゆだねた。国連の方は、コソヴォを独立国として承認する。

 1991年から1992年、相次いで社会主義の連邦国家が崩壊した。1993年1月1日には、チェコ・スロバキアの連邦国家が、分離する。

 異なる民族や宗教から成る国家を一つにまとめるには、強い指導者が必要だった。旧ユーゴスラビアは、チトー大統領の下で結束していた。対してソヴィエト連邦は、1985年に書記局長に就任したゴルバチョフが、ペレストロイカ(改革)とグラスノニチ(情報公開)を行った結果、それぞれの共和国内の民族意識が高まり、解体に向った。

 第3章 西欧路線をとるモルドバ共和国

 かつてソ連が中心となった東欧諸国は、今徐々に西欧へと近づきつつある。東欧での影響力を持ち続けるべくロシア連邦は、ソヴィエト時代の構成国ウクライナのNATO加盟、EU阻止を巡って、武力攻撃の準備を整えている。既にかつての衛生国であるポーランドは、1999年にNATOに、2004年にEUに加盟している。ソヴィエト連邦が、第2次大戦後併合した人口350万人のモルドバ共和国は、EU入りを模索中である。2020年11月に投開票が行われた大統領選において、西欧路線を掲げるマイア・サンドゥ氏が当選を果たした。同国では、ウクライナ、ジョージアとともに、2014年に欧州連合(EU)と連合協定を締結している。産業に乏しい同国は、人口350万人のうち、100万人は海外で生活している。海外在住者にも、投票権が与えられていた。

 詳細 GLOBE+より https://globe.asahi.com/article/13954008

 写真=マイア・サンドゥ大統領(左側)とウクライナのゼレンスキー大統領(右側)
掲載元 UKRIFRM 2021年12月31日付 https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/3170934-sandoumorudoba-da-tong-lingukuraina-fang-wenwo-zong-kuo.html
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 以下のリンクは、ゼレンスキー大統領に関する日記 2021年9月3日付 9/3(金)独立30周年ウクライナの歴史(2)ポーランド・リトアニアの支配下での出来事(前編)最新ニュースとコロナ関連 自民党総裁選の行方 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980244511&owner_id=32437106

モルトバは、旧名ベッサラビアといい、第1次世界大戦が終結した1918年11月11日以降、旧ロシア帝国からルーマニア王国に編入した。第2次世界大戦時の1944年に、帝政ロシア崩壊後に誕生したソビエトが占領し、モルダビア・ソビエト社会主義共和国となる。1991年8月27日に、モルドバ共和国として、独立を果たした。プルート川を隔てて西側のルーマニアと言語的にはほぼ一致する。国内に産業がなく、一人当たりの国民所得は、ヨーロッパ内で最も低い。EUと協力を結び、経済発展を向上させる狙いである。

写真=世界史の窓 モルドバより https://www.y-history.net/appendix/wh1702-106.html
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 対して、EUと敵対するプーチン大統領は、西欧寄りに傾くモルドバに制裁を下す。ロシア国内とモルドヴァ共和国を繋ぐパイプラインからガスの供給をストップした。モルドバは、100%石油の輸入をロシアに頼っていた。冬場氷点下マイナス10度まで下がるモルドヴァ共和国は、燃料不足に悩まされている。

ロシアは、モルトバ内の沿ドニエストル共和国を取り込もうとしている。モルドバ領にありながら、1990年代から事実上独立し、独自の大統領と首相を置き、外交関係を築く。人口は46万9000人、首都はティラスポリ、親ロシア路線をとり、モルドバ本国とは距離を置く。

写真=ヨーロッパの地図 国土交通省 資料:駐日欧州委員会代表部ホームページより
https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/international/spw/general/eu/index.html
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 ソ連の継承国家を主張するロシア連邦のプーチン大統領と、西側から東へ拡大路線を辿るEU側との間でにらみ合いが続く。

 西側諸国と、東欧のロシアとの間の溝は深まるばかりである。



『年末ジャンボ宝くじ』当せん番号決定 【1等〜7等の全結果掲載】
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6798354
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