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2021年11月26日05:25

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エチオピア紀行(160):いよいよダロール火山、硫黄を伴う熱水の噴き出す火口を観る

 もう6年近く前になるエチオピアの紀行、ずっと中断していて、すっかりご無沙汰だった。アップするのは、1年ぶりだろうか。
 そのエチオピアは、僕の行ったティグレ州などが内戦になっている。当分、日本人観光客は足を踏み入れることはできないだろう。思えば、いい時に行けた。
 そのエチオピア紀行、久しぶりの再開である。
 海面下100メートルのダナキル低地のちょっぴり頭を出すダロール火山、その塩のテーブル地帯を歩いていて、奇妙な形の物を見つけた。

◎奇妙な円錐形の塩の塔
 円錐形の塔である。そしてその手前には、年輪状の文様を付けた丸い塩テーブルがあった(写真)。むろんすべて自然の造形である。
 おそらく地下から熱水が沸き上がってきて、溶岩の下の岩塩層を溶かし、それで塩の盛り上がりを形成しつつ、下に滴り落ちて、長年月のうちに円錐形の塔を作り出したのだ。鍾乳洞の石筍のようなものだ。
 年輪状の文様は、何度もそうした噴出が起こったことを示している。

◎硫黄と共に噴き出す熱水の黄色い窪地
 はるか先に、蒸気に煙る黄色い原野が見えた(写真)。まさに熱水が、硫黄と共に噴き出している火山である。
 いよいよ火山地帯に入るのだ。
 ちなみにダナキル砂漠には、この他、眼前にマグマが煮えたぎる火口の広がるエルタ・アレの溶岩湖も、ここにある。だがそこは危険らしく、僕たちは行かない。うっかり足を踏み外せば、骨まで溶けてしまうだろうからだ。

◎火口丘から黄色の熱水窪地、火口を観る
 さて硫黄の吹き出ている部分は、火山の火口内に当たるようだ。僕たちが歩いてきた塩のテーブルのある台地は火口丘になる。
 僕らのグループでない白人のツアリストが火口丘の縁に立って、火口内を見ている(写真)。
 いよいよダロール火山の本格的な見学である。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202111260000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

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