もう6年近く前になるエチオピアの紀行、ずっと中断していて、すっかりご無沙汰だった。アップするのは、1年ぶりだろうか。
そのエチオピアは、僕の行ったティグレ州などが内戦になっている。当分、日本人観光客は足を踏み入れることはできないだろう。思えば、いい時に行けた。
そのエチオピア紀行、久しぶりの再開である。
海面下100メートルのダナキル低地のちょっぴり頭を出すダロール火山、その塩のテーブル地帯を歩いていて、奇妙な形の物を見つけた。
◎奇妙な円錐形の塩の塔
円錐形の塔である。そしてその手前には、年輪状の文様を付けた丸い塩テーブルがあった(写真)。むろんすべて自然の造形である。
おそらく地下から熱水が沸き上がってきて、溶岩の下の岩塩層を溶かし、それで塩の盛り上がりを形成しつつ、下に滴り落ちて、長年月のうちに円錐形の塔を作り出したのだ。鍾乳洞の石筍のようなものだ。
年輪状の文様は、何度もそうした噴出が起こったことを示している。
◎硫黄と共に噴き出す熱水の黄色い窪地
はるか先に、蒸気に煙る黄色い原野が見えた(写真)。まさに熱水が、硫黄と共に噴き出している火山である。
いよいよ火山地帯に入るのだ。
ちなみにダナキル砂漠には、この他、眼前にマグマが煮えたぎる火口の広がるエルタ・アレの溶岩湖も、ここにある。だがそこは危険らしく、僕たちは行かない。うっかり足を踏み外せば、骨まで溶けてしまうだろうからだ。
◎火口丘から黄色の熱水窪地、火口を観る
さて硫黄の吹き出ている部分は、火山の火口内に当たるようだ。僕たちが歩いてきた塩のテーブルのある台地は火口丘になる。
僕らのグループでない白人のツアリストが火口丘の縁に立って、火口内を見ている(写真)。
いよいよダロール火山の本格的な見学である。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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