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2021年11月18日18:12

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「AWAKE」映画「騙し絵の牙」「私をくいとめて」「MOTHER マザー」

「AWAKE」
佳作。電王戦の開始場面から回想に。主人公はプロ棋士を断念し奨励会を去るがパソコン将棋を知り、大学でAI研究会に入り、先輩とともにAI将棋ソフトのプログラム開発をする。ソフトは評価高く電王戦に誘われるが、対戦相手は昔のライバルだった。監督 山田篤宏。主演吉沢亮。2015年電王戦FINAL第5局の対局を元に。将棋ソフトAWAKEは実在するが主人公周りの人間関係はフィクション。奨励会の時は寡黙な主人公が大学生活で表情を得てゆく。実況中継もリアル。いかにも理系な先輩役(落合モトキさん)を娘は犯人役でよく見ると…今回はとても良い役。滑らかにコマを打つ将棋ロボがかわいい。将棋プログラムAWAKEと人間の対戦。開始49分で21手というスピード決着でAIが負けた将棋電王戦FINAL第5局。必ず負けるバグの皆に知られている手を対戦相手は打つ。真っ向からAIに挑戦するか、勝つためにAIであっても当時は物議をかもしたそうで。相手の弱点をつくか。監督がこのエピソードを描きたい、その裏のドラマを作りたいという「好き」に溢れた作品。これが作りたいという熱意がやはり面白い作品を作るんだなと。

映画「騙し絵の牙」
大手出版社の社長が急逝し、息子が海外に飛ばされ、常務と専務で権力争いが起こる。カルチャー雑誌トリニティの敏腕新編集長は大御所や新人の小説を誌面に載せるなど改革するが事件が起こる。視点は部下。監督: 吉田 大八。塩田武士原作で大泉洋のあてがき役を映画でも踏襲。小説家の正体や権力争いの顛末、大泉洋の活躍と暗躍、話が二転三転して面白い。娘も珍しく見たいというので、家族で見たが飽きることなく一気に完走。映画として必要なところを結構変えてるそうなので、原作も見てみたいところ。音楽も良かった。LITEなるインストロックバンドだそうで。

「私をくいとめて」
独身で一人暮らしのOL主人公は脳内の「A」(声:中村倫也)になんでも相談している。年下に恋をしたり彼女にも変化が。監督脚本:大九明子、原作:綿矢りさ。ローマで友達と再会する場面での、のんと友達役橋本愛の共演にじわっと。あまちゃん以来の共演だそうで。。遠く迄きたなという、二人の会話もじわっとくるものがある。のんと橋本愛のシーンは原作より比重が増してるみたいね。良アレンジ。あまちゃんのラストシーンは二人でトンネルの向こうの光に向かって走ってゆく。思い出す名場面。

「MOTHER マザー」
自堕落で美貌のシングルマザーに支配されて育った少年が母に命ぜられ祖父母を殺害するまで。実際の事件が着想元。学校にも行かせてもらえなかった少年が妹もろとも母親から逃げる手段はこれしかなかったのかもと。個人的に長澤まさみさんは明るい役がいいな…。ヘイトな役を魅力的に演じられるのはまた別の才能かと。

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