mixiユーザー(id:3102427)
2021年10月16日11:09
80 view
読了２冊 ／ 佐藤さとる
｢てのひら島はどこにある｣
｢コロボックル物語｣の前身となった､とのことで、
気になっていた作品。
小学校低〜中学年くらいが対象かな？
おばあちゃんが孫娘にお話しを始めるところから
物語は始まる。
｢太郎｣はたいへんないたずらぼうず。
双子の姉ちゃん｢フミとクミ｣はそろって泣き虫。
そんな子供たちを､おかあさんは、
いたずら虫や､なき虫､よわ虫がとりつくと、
いたずらしたり､泣いちゃったりするんだわ､と笑っている。
虫の形をした神さま… 子供たちもその神さまの話が気に入り
他にもたくさんの○○虫を考え出して
お話を創り始めていた。
そんなある日､木いちごを摘みに出た太郎は､山の中で迷い
見つけた畑の青いトマトをもぎ取るいたずらが見つかり、
山小屋に住む､元船乗りのひゃくしょうじいさんに
お仕置きされ、その後友だちになった。
そしてその孫の少女｢ヨシボウ｣との出逢いもあった。
それから家に戻ると､お仕置きの跡の残る手のひらが
虫たちの住む島｢てのひら島｣に見えてきて、
お話はふくらんでいく…
のだが、太郎はその小屋には２度と行きつけなかった。
そして15年後…
再び迷い込んだ山の中で､太郎は素敵な娘さんと出逢い…
あぁ、まちがいなく、
後の＜コロボックル物語＞の最初の作品｢だれも知らない小さな国｣
の始まり。
と読んだのだけれど。
つくづく思ったのは、
私、やっぱり、絶対､男児は育てられない！
子供は娘だけで良かった〜という事。
太郎のようなこんないたずらなガキ、
本当にイヤ！！
このおかあさんのように､あたたかく見守り導くなんて
ぜったいできない！
ということで､男児だったらガチガチに固めて、
｢のびのび｣とはほど遠い育て方をして､ダメな男を１人、
育て上げちゃっただろうな〜
太郎のいたずらの度合いが不快に感じた作品。
孫には薦めない。
｢コロボックルの世界へ｣
表紙､挿絵ともに村上勉さん。
はじめに だれも知らない小さな国へ
第一章 コロボックルの暮らし
第二章 コロボックルのお話し
第三章 コロボックルとの歳月
第四章 コロボックルの世界を届ける
第五章 コロボックルへの手紙
正に、あの｢小さな国｣への道案内！
初めてでも､改めてでも、
｢コロボックル物語｣を始めから読もうという時､
傍らに置いておくと、
読みながら､あれ？と何かに引っ掛かったら、
登場人物、コロボックルや人間、と相互の関係、
家の造り、社会のしくみ、道具、おきて etc…
みんなワカル！
そして、
シリーズ5冊それぞれの産まれるきっかけ、
その後の展開、
有川さんへのバトンタッチと
子どものころからコロボックルが大好きだったという
６人の作家さんからのコロボックルへの手紙。
・梨木香歩 その矢じるしの先っぽは､きみたちの国だよ
・有川 浩 コロボックルさんへ(｢豆つぶほどの小さな犬｣解説より)
・重松 清 僕の中の｢男子｣が…(｢星から落ちた小さな人｣解説より)
・中島京子 小さなトモダチがくれる大きな世界
(｢不思議な目をした男の子｣解説より)
・佐藤多佳子 こっそり語ってもらえた秘密の物語たち
(｢小さな国のつづきの話｣解説より)
・上橋菜穂子 コロボックルのまなざし
(｢コロボックルむかしむかし｣解説より)
錚々たるメンバー、
中でも、梨木さん､有川さん､上橋さんと言えば
今のファンタジー小説の旗手ではないか？！
｢コロボックル物語｣に惹かれたからこそ！今があるんだろうな。
上橋さんの言葉が｢コロボックル物語｣の魅力を
凝縮している。
「この世に在るのは私たちだけではなく、
森羅万象のすべてに命があり、
私たちを見ている目がそこここに佇んでいます。
コロボックルは､私たちを見ています。
そのまなざしを感じて､私たちは心から思うのでしょう。
―― 善く在ろう、と。
コロボックルたちに､トモダチになりたいと思われる、
そんな人で在りたい､と。
子どもの頃胸に抱いた真っ当な思いは､温かいものです。
だからこそ､この物語は､読む人の心の底に､
長くその人を温める灯火を灯してくれるのでしょう｡」
｢コロボックル物語｣の前身となった､とのことで、
気になっていた作品。
小学校低〜中学年くらいが対象かな？
おばあちゃんが孫娘にお話しを始めるところから
物語は始まる。
｢太郎｣はたいへんないたずらぼうず。
双子の姉ちゃん｢フミとクミ｣はそろって泣き虫。
そんな子供たちを､おかあさんは、
いたずら虫や､なき虫､よわ虫がとりつくと、
いたずらしたり､泣いちゃったりするんだわ､と笑っている。
虫の形をした神さま… 子供たちもその神さまの話が気に入り
他にもたくさんの○○虫を考え出して
お話を創り始めていた。
そんなある日､木いちごを摘みに出た太郎は､山の中で迷い
見つけた畑の青いトマトをもぎ取るいたずらが見つかり、
山小屋に住む､元船乗りのひゃくしょうじいさんに
お仕置きされ、その後友だちになった。
そしてその孫の少女｢ヨシボウ｣との出逢いもあった。
それから家に戻ると､お仕置きの跡の残る手のひらが
虫たちの住む島｢てのひら島｣に見えてきて、
お話はふくらんでいく…
のだが、太郎はその小屋には２度と行きつけなかった。
そして15年後…
再び迷い込んだ山の中で､太郎は素敵な娘さんと出逢い…
あぁ、まちがいなく、
後の＜コロボックル物語＞の最初の作品｢だれも知らない小さな国｣
の始まり。
と読んだのだけれど。
つくづく思ったのは、
私、やっぱり、絶対､男児は育てられない！
子供は娘だけで良かった〜という事。
太郎のようなこんないたずらなガキ、
本当にイヤ！！
このおかあさんのように､あたたかく見守り導くなんて
ぜったいできない！
ということで､男児だったらガチガチに固めて、
｢のびのび｣とはほど遠い育て方をして､ダメな男を１人、
育て上げちゃっただろうな〜
太郎のいたずらの度合いが不快に感じた作品。
孫には薦めない。
｢コロボックルの世界へ｣
表紙､挿絵ともに村上勉さん。
はじめに だれも知らない小さな国へ
第一章 コロボックルの暮らし
第二章 コロボックルのお話し
第三章 コロボックルとの歳月
第四章 コロボックルの世界を届ける
第五章 コロボックルへの手紙
正に、あの｢小さな国｣への道案内！
初めてでも､改めてでも、
｢コロボックル物語｣を始めから読もうという時､
傍らに置いておくと、
読みながら､あれ？と何かに引っ掛かったら、
登場人物、コロボックルや人間、と相互の関係、
家の造り、社会のしくみ、道具、おきて etc…
みんなワカル！
そして、
シリーズ5冊それぞれの産まれるきっかけ、
その後の展開、
有川さんへのバトンタッチと
子どものころからコロボックルが大好きだったという
６人の作家さんからのコロボックルへの手紙。
・梨木香歩 その矢じるしの先っぽは､きみたちの国だよ
・有川 浩 コロボックルさんへ(｢豆つぶほどの小さな犬｣解説より)
・重松 清 僕の中の｢男子｣が…(｢星から落ちた小さな人｣解説より)
・中島京子 小さなトモダチがくれる大きな世界
(｢不思議な目をした男の子｣解説より)
・佐藤多佳子 こっそり語ってもらえた秘密の物語たち
(｢小さな国のつづきの話｣解説より)
・上橋菜穂子 コロボックルのまなざし
(｢コロボックルむかしむかし｣解説より)
錚々たるメンバー、
中でも、梨木さん､有川さん､上橋さんと言えば
今のファンタジー小説の旗手ではないか？！
｢コロボックル物語｣に惹かれたからこそ！今があるんだろうな。
上橋さんの言葉が｢コロボックル物語｣の魅力を
凝縮している。
「この世に在るのは私たちだけではなく、
森羅万象のすべてに命があり、
私たちを見ている目がそこここに佇んでいます。
コロボックルは､私たちを見ています。
そのまなざしを感じて､私たちは心から思うのでしょう。
―― 善く在ろう、と。
コロボックルたちに､トモダチになりたいと思われる、
そんな人で在りたい､と。
子どもの頃胸に抱いた真っ当な思いは､温かいものです。
だからこそ､この物語は､読む人の心の底に､
長くその人を温める灯火を灯してくれるのでしょう｡」
0
4
ログインしてコメントを確認・投稿する