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2021年07月02日11:43

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日本のハンセン氏病隔離政策判決から想う

元患者原告団の訴訟で、ライ予防法による隔離政策が「違憲」とされ、元患者たちに1億円支払い判決に、時の小泉首相が控訴せず、和解になり、事実上の原告勝訴になってから20年になります。


  その「1億円」とは何でしょう。昔の厚生省役人の判断の狂いによって、隔離され続け、差別された猛烈な寂しさ、屈辱は1億円で代えられるのでしょうか。また、その諸々の差別はその後も残り続けています。コロナ患者、医者、ナースとそれらの家族が差別された事件も、ハンセン氏病差別のイメージの投影とも考えられますし。

  その他、諸々の戦争に行かされ、死傷や精神病にかかった人たちの件とかも。日本だけでもないですね。例えば、ベトナム戦争やアフガニスタン戦争では多くの現地の人たちが多く死傷しましたし、攻めたアメリカ軍や共産ロシア軍も死傷者の他、精神病患者や麻薬・酒依存症者がたくさん出ました。そのような問題にも通じます。

  戦争・ハンセン氏病隔離と目的は「富国強兵遂行」のため。強兵は戦後なくなった国もありますが、富国は求め続けた。「皆がうまいものを食べること」が幸福の指針で、富国の目的もそれなら、GDP追求も何なのでしょうか。とにかく、皆様も考えてみて下さい。うまいもの食べても、他人との心の交流はできず、真の友や恋人もできず、寂しさを強く持っている人たちもどの国にも多いわけですから...。


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