いきものすべてに成長し、種を残し、衰え、亡くなるサイクルでできている。子供の時は自分の成長はいつまでも続くと思っている。しかし、だんだんと成長の範囲が見え始め、次々に自分の力ではどうすることもできないことに遭遇し、成長の限界を理解し始める。そして、衰えが始まると何が起きても不思議ではないと感じ始め、終わりが来るのは仕方がないと考え始め、ついには終わりさえ考えることができなくなる。ただ繰り返しの動く範囲で生き続ける。これをあきらめるだけの人生と今考えるのか、生き物に刻まれた摂理と考えるのか、どちらも答えではある。
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