逃げ恥が結んだ縁

1日の終わりにめでたいニュースが流れてきた。一昨日は田村正和の訃報という悲しいニュースだったけど。。

コロナ禍が始まって1年の2021年に「逃げ恥」（2016）のスピンオフの放送があった。
「がんばれ人類！『逃げ恥』新春スペシャル」　二人が結婚して子供ができるが、つわりなど妊婦のしんどさを夫が理解してくれず、几帳面な性格のヒラマサは、今まで完璧に家事をして自分をささえてくれていた妻が急にぐうたらになり家が片付いていないことにストレスをためる。
結婚するということはプライバシーがなくなることであるし、相手の見えなかった部分が見えてくるし、独身時代が長ければ長いほど共同生活というものに馴れるのに時間がかかる。
今までの契約結婚（雇用主と従業員という関係）から、リアルに夫婦になって立場は対等になり、家事分担もふえて、ただでさえ仕事で重責を負う立場になったのに自分に要求されるものが大きすぎてヒラマサは疲弊していくのだった。
そして妻が臨月に入ろうというときにちょうど新型コロナが流行し緊急事態宣言が出てしまう。不安な情勢の中、みくりは出産のため実家へ向かう。ヒラマサはベビー誕生後も遠方の実家にいる妻子に会えず、みくりもマタニティーブルーとコロナが重なり夫との間に距離を感じてしまう。
そんなストーリーだったけど、なかなかタイムリーな、夫と妻どちらの立場にも寄り添った、共感できる内容だった。
子どもができれば誰でも親になるけれど、勝手に親になるのではなく、親になっていく。人間として成長していく。ヒラマサはいわゆる個人主義というか誰かに責任を持ちたくないタイプの男だったから、結婚というのはそうとうに生き方の転換を強いられる事件だったはず。そんな彼には、子どもができたことによって安定した収入だとか責任だとか基本的なことから本当に重く重くのしかかるのだけど、そういうことを乗り越えてみんな親になっていくし家族になっていくんだなぁと改めて思ったスピンオフドラマだった。




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しかしこの二人の結婚発表の声明文は型にはまってるな。いかにも純愛で結ばれたみくりとヒラマサの堅さを象徴しているというか。この定型文は離婚の声明文にもアレンジできそう。
結婚も離婚も新たなスタートを切ることには違いないしね（笑）。

関係者の皆様
新緑の候、皆様におかれましてはご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
私たち、○○と□□は、このたび離婚する運びとなりました事をご報告させていただきます。
これからはお互い別々に豊かな時間を積み重ねていけたらと思っております。
煮詰まってしまった二人ではございますが、温かく見守っていただけますと幸いです。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、新型コロナウイルスの感染拡大が１日でも早く終息する事を、心よりお祈り申し上げます。

2021年5月19日



新垣結衣と星野源が結婚を発表「互いに支え合い豊かな時間を積み重ねていけたら」【コメント全文】
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