mixiユーザー(id:3102427)
2021年03月14日16:44
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読了２冊／選択にワケあり本(笑)
｢ジンカン 宮内庁神祇鑑定人・九鬼隗一郎｣／三田 誠(さんだまこと)
この作品、
話題の作品､｢じんかん｣／今村翔吾(乱世の梟雄｢松永久秀｣を描く)を
図書館に発注しようと索ったら、
出逢ってしまった作品。
｢じんかん｣のほうはまだまだ50人待ちだが、
これはすぐ入手した。
タイトルには惹かれたけれど､初読の作家さん、
つい馴染みの作家さんの後に回してしまい、
積ん読本の山の底に沈みこんでいたのを
やっと読了。
就職活動に失敗した｢夏芽勇作｣の運命は、
彼と出会ったことで、大きく変化してしまった。
その男、呪いを鑑定する。
彼､｢九鬼隗一郎｣は
呪いを招く特殊文化財を専門とする＜神祇鑑定人＞
一応宮内庁に所属する研究室として
実在する呪いの品の真実に挑んでいる。
・イェイツの日本刀
魔術に傾倒した詩人｢イェイツの日本刀｣は
本当に持つ者の命を喰らうのか？
・キプロスの女神
本来豊穣の女神であったキプロスの女神が､
異民族の侵略により死の女神とされ､いつしか忘れ去られた。
それが地下アイドルの少女と出逢い愛され…
ライブやコンサートという｢現代の祭礼｣で
数千年ぶりに自分を愛でる者を祭司とする祝祭で覚醒した！
神の力は崇める者によって形を変える。
・月の小面
元華族の蔵には､一般の市場や美術館に出せないヤバイ品々が
多数眠っている。
陰陽師の子孫｢園宮小路｣家に伝わるおもて＜月の小面＞にかけられた呪い
は、本来のものではなく､長男｢明麿｣の母の
一族への敵対心が産んだ物だった。
実在する神祇に触れ、怪奇な謎を解くうち、
勇作自身の秘密､｢犬神憑き｣であることも､
研究室の仲間に知れ渡ってしまうが､皆､何も変わらない。
園宮小路明麿も仲間に加わり、
呪いと骨董と人の想いから､結末を導き出していく。
ん〜〜
次をすぐ読みたい！と思うほどは
惹かれなかった。
もっと本格的に｢呪いを招く特殊文化財｣に
深く切り込んでくれたら､面白かったかも。
｢月夜行｣風の市兵衛／辻堂 魁
すっかりハマッてしまった｢介錯人シリーズ｣の主役｢別所龍玄｣が、
https:/
初めて辻堂作品に登場したのが本作とのことで、
｢風の市兵衛｣シリーズ３を読了。
名家の生まれながら訳あって市井に身を置く
頭脳明晰､お江戸の経済に通じ､
秘剣｢風の剣｣を操る剣客でもある唐木市兵衛こと
風の市兵衛が､お家騒動に巻き込まれた姫君を助けて…
という､本当にありがちな作品。(面白かったけどね)
これが2011年2月初版で､
龍玄は､凄腕の介錯人で､悪い江戸家老一派に雇われて
市兵衛の敵として登場。
なんともイヤ〜な男に描かれていた。
当初､その後も悪役の仲間として登場の予定だったのかな？
それが
2019年2月、｢介錯人｣初版。
介錯人であるという設定のみ残し、
新たな｢別所龍玄｣という魅力的な主人公が誕生した。
作者にどんな心境の変化があったのか？
新作を書かねばと追い込まれ
ふと8年前チラリと登場させた介錯人という変わった生業の男を
思い出したのか？
いずれにしても、
龍玄さま、あのまま｢風の市兵衛｣シリーズに埋もれないで
良かった〜〜
｢介錯人シリーズ｣の新刊発売を心待ちする日々である。
この作品、
話題の作品､｢じんかん｣／今村翔吾(乱世の梟雄｢松永久秀｣を描く)を
図書館に発注しようと索ったら、
出逢ってしまった作品。
｢じんかん｣のほうはまだまだ50人待ちだが、
これはすぐ入手した。
タイトルには惹かれたけれど､初読の作家さん、
つい馴染みの作家さんの後に回してしまい、
積ん読本の山の底に沈みこんでいたのを
やっと読了。
就職活動に失敗した｢夏芽勇作｣の運命は、
彼と出会ったことで、大きく変化してしまった。
その男、呪いを鑑定する。
彼､｢九鬼隗一郎｣は
呪いを招く特殊文化財を専門とする＜神祇鑑定人＞
一応宮内庁に所属する研究室として
実在する呪いの品の真実に挑んでいる。
・イェイツの日本刀
魔術に傾倒した詩人｢イェイツの日本刀｣は
本当に持つ者の命を喰らうのか？
・キプロスの女神
本来豊穣の女神であったキプロスの女神が､
異民族の侵略により死の女神とされ､いつしか忘れ去られた。
それが地下アイドルの少女と出逢い愛され…
ライブやコンサートという｢現代の祭礼｣で
数千年ぶりに自分を愛でる者を祭司とする祝祭で覚醒した！
神の力は崇める者によって形を変える。
・月の小面
元華族の蔵には､一般の市場や美術館に出せないヤバイ品々が
多数眠っている。
陰陽師の子孫｢園宮小路｣家に伝わるおもて＜月の小面＞にかけられた呪い
は、本来のものではなく､長男｢明麿｣の母の
一族への敵対心が産んだ物だった。
実在する神祇に触れ、怪奇な謎を解くうち、
勇作自身の秘密､｢犬神憑き｣であることも､
研究室の仲間に知れ渡ってしまうが､皆､何も変わらない。
園宮小路明麿も仲間に加わり、
呪いと骨董と人の想いから､結末を導き出していく。
ん〜〜
次をすぐ読みたい！と思うほどは
惹かれなかった。
もっと本格的に｢呪いを招く特殊文化財｣に
深く切り込んでくれたら､面白かったかも。
｢月夜行｣風の市兵衛／辻堂 魁
すっかりハマッてしまった｢介錯人シリーズ｣の主役｢別所龍玄｣が、
https:/
初めて辻堂作品に登場したのが本作とのことで、
｢風の市兵衛｣シリーズ３を読了。
名家の生まれながら訳あって市井に身を置く
頭脳明晰､お江戸の経済に通じ､
秘剣｢風の剣｣を操る剣客でもある唐木市兵衛こと
風の市兵衛が､お家騒動に巻き込まれた姫君を助けて…
という､本当にありがちな作品。(面白かったけどね)
これが2011年2月初版で､
龍玄は､凄腕の介錯人で､悪い江戸家老一派に雇われて
市兵衛の敵として登場。
なんともイヤ〜な男に描かれていた。
当初､その後も悪役の仲間として登場の予定だったのかな？
それが
2019年2月、｢介錯人｣初版。
介錯人であるという設定のみ残し、
新たな｢別所龍玄｣という魅力的な主人公が誕生した。
作者にどんな心境の変化があったのか？
新作を書かねばと追い込まれ
ふと8年前チラリと登場させた介錯人という変わった生業の男を
思い出したのか？
いずれにしても、
龍玄さま、あのまま｢風の市兵衛｣シリーズに埋もれないで
良かった〜〜
｢介錯人シリーズ｣の新刊発売を心待ちする日々である。
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