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2021年02月08日21:06

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オレ的日本アカデミー賞予想 2021

訳あって忙しかったため、日記もまったく書けていなかった。
この間に観た映画もかなりあるのだが、先にアカデミー賞の予想からアップする。

昨年はあまりにも酷い映画ばかりがノミネートされたので、予想自体を行わなかった。
しかも、その中でも最低最悪の作品「新聞記者」が何部門も最優秀賞を受賞したと聞き、日本映画界は完全に息の根が止まったと思った。
内閣府の描き方が、真っ暗な部屋でみんな黙ってモニタでSNSをチェックしたり政府の都合のいいような情報操作をする、そんなの昭和の時代の小学生向け戦隊ヒーロー特撮と同程度のレベルの低さだ。
しかもあんな観る者を馬鹿にしたような表現の映画を、絶賛する人間がいるなんて本当に信じられなかった。
さらに、元々は韓国でも実力は女優だったものの、まともに日本語がしゃべれないためまったく演技ができていなかったシム・ウンギョンが最優秀主演女優賞なんて、おそらく本人が黒歴史として一番嫌がっていたに違いないだろう。

前置きが長くなったが、去年の事は去年の事として今年の予想をしてみたい。
今年は基本的に「浅田家!」と「ミッドナイトスワン」の一騎打ちだ。

まず作品賞、優秀賞を受賞したのは以下の5作品。


◎浅田家!
 男はつらいよ お帰り寅さん
 罪の声
〇ミッドナイトスワン
 Fukushima 50

「Fukushima 50」は観ていないが、本命は中野量太の「浅田家!」だ。
「湯を沸かすほどの熱い愛」では、宮沢りえと杉咲花がそれぞれ最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞を受賞。
作品賞、監督賞、脚本賞も優秀賞を受賞しており、最優秀を受賞してもおかしくなかったのだが、この年はここ10年でも群を抜いた邦画の当たり年だったため受賞を逃している。
ちなみにこの年の最優秀作品賞と最優秀監督賞は「シン・ゴジラ」、最優秀脚本賞は「君の名は。」だった。
さらにちなむと「君の名は。」は最優秀アニメーション賞を逃していて、受賞したのは「この世界の片隅に」である。
今思い出しても、この年はどの部門も予想するのがとても楽しかった。
話を戻すが、「浅田家!」はまさに中野量太と言った作品である。
前半は笑わせてくれ、後半は泣かせてくれる。
いかにもエイターテイメント作品と言ったメリハリの付け方だ。
「ミッドナイトスワン」も、とても切ないいい映画だった。
ただラストまで悲しいエピソードが続きすぎで、最後にもう少し光が欲しかった。
それが「浅田家!」との差だ。

続いて最優秀監督賞。

〇内田英治(ミッドナイトスワン)
 河瀬直美(朝が来る)
 土井裕泰(罪の声)
◎中野量太(浅田家!)
 若松節朗(Fukushima 50)

この部門は「朝が来る」を観逃してしまったのが少々痛い。
同時期に「鬼滅」が公開されたため、他の映画は多くても1日2回くらいの上映回数しかなく、「朝が来る」も時間が合わず観に行くことができなかったのだ。
あまり評判を聞かなかったが、河瀬直美だけに面白かった可能性もある。
とは言え、観ていない作品に印を打つことはやはり気が引けるので、ここも作品賞と同じ本命、対抗にする。

最優秀脚本賞は作品賞と同じ顔並びだ。

〇内田英治(ミッドナイトスワン)
◎中野量太、菅野友恵 (浅田家!)
 野木亜紀子 (罪の声)
 前川洋一(Fukushima 50)
 山田洋次、朝原雄三 (男はつらいよ お帰り寅さん)

ここも同じく本命「浅田家!」、対抗「ミッドナイトスワン」にする。
ちなみに、「罪の声」も「男はつらいよ お帰り寅さん」も面白くなかったわけではない。
特に「男はつらいよ」は、映画館で初めて寅さんシリーズを観たが、国民的シリーズになった理由がよくわかる作品だった。
ただ、過去の作品シーンが半部近くで、この作品を単体として評価するのは難しいと思う。
「罪の声」は途中まで面白く展開するのだが、ラストのオチがやや強引すぎる感じがした。

次に最優秀主演男優賞。

 小栗旬(罪の声)
◎草なぎ剛(ミッドナイトスワン)
 佐藤浩市(Fukushima 50)
 菅田将暉(糸)
〇二宮和也(浅田家!)

菅田将暉の「糸」も観ていないのが、ここも2作品で決まりだろう。
ただ、主演男優と言う部分では草なぎ剛を上に取りたい。
去年、ドラァグクィーンを男優が演じたら主演男優賞か、という疑問を書いたらその通りだった。
それはそれとして、ドラァグクィーンとしての哀愁と屈託が見事に表現されていた。
二宮和也は逆に前半は屈託ない役柄で、後半は悩みぬく演技で、これもこれで悪くはなかった。
差は、自分の好き嫌いだけなので、逆の可能性も十分あり得る。


最優秀主演女優賞は、長澤まさみが2作品でノミネートされている。

 小松菜奈(糸)
 永作博美(朝が来る)
 長澤まさみ(コンフィデンスマンJP プリンセス編)
◎長澤まさみ(MOTHER マザー)
 倍賞千恵子(男はつらいよ お帰り 寅さん)
 広瀬すず(一度死んでみた)

ここは「MOTHER マザー」の長澤まさみの一点買いだ。
基本的に巧い女優ではあるが、まさにズブズブに落ちていく新境地だった。
「MOTHER マザー」でノミネートされたなら、少なくとも「コンフィデンスマンJP」での受賞はないだろう。

最優秀助演男優賞は以下の5人。

 宇野祥平(罪の声)
◎妻夫木聡(浅田家!)
 成田凌(窮鼠はチーズの夢を見る)
 星野源(罪の声)
 渡辺謙(Fukushima 50)

成田凌の「窮鼠はチーズの夢を見る」を観ていない。
「罪の声」は二人ノミネートされているが、宇野祥平の受賞はないだろう。
星野源が勢いで受賞する可能性もあるが、映画の中での存在感と言う意味では妻夫木聡以外考えられない。
妻夫木聡の一点買いにする。

最優秀助演女優賞は難しい。

 江口のりこ(事故物件 恐い間取り)
〇黒木華(浅田家!)
◎後藤久美子(男はつらいよ お帰り寅さん)
 桃井かおり(一度も撃ってません)
 安田成美(Fukushima 50)

江口のりこの「事故物件 恐い間取り」は観ていない。
今回の「お帰り寅さん」は、日本に戻ってきた後藤久美子の泉を中心にストーリーが展開する。
そういう意味では後藤久美子の存在感は大きく、受賞してもおかしくない。
「浅田家!」の黒木華も悪くはないが、作品中の存在感という意味では後藤久美子に軍配が上がるか。

最後に最優秀アニメーション作品賞だが、今年は1本も観ていないので予想ができない。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
映画 えんとつ町のプペル
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
ジョゼと虎と魚たち
STAND BY ME ドラえもん2

興行収入的には当然「鬼滅」だが、過去にも興行収入でダントツだった「君の名は。」が受賞を逃していることがある。
「プペル」もそこそこのスマッシュヒットらしいが、西野のファンがリピートしている可能性もある。
個人的には、映像に造詣が深い人の評価が異常に高い「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が受賞しても面白いと思う。
TV版を見ていた人ならば、劇場版は始まって5分で涙が止まらなくなるらしい。

結局、ノミネートがなかった主演女優賞以外はすべて「浅田家!」に印を付けてしまった。
「ミッドナイトスワン」もノミネートされた4部門すべてに印を付けている。
昨年のようなどうしようもないクソ作品はノミネートされていないが、できればこの2作品でほぼ決まって欲しいと思う。


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