『平成という時代の検証』 1997年●平成九年　その21

油まみれの日本　1月2日、ロシア船籍の「ナホトカ号」が島根県沖で沈没、6000キロリットルもの重油が流出しました。悪天候が続き7日、同号は福井県三国町沖に座礁、重油は秋田から島根まで広く日本海沿岸に漂着し、 環境や漁業に大きな被害を与えました。重油回収にボランティアが全国から集まりました。過労や寒さで急死者が出るなど、作業は難航、運輸省の油回収船は荒波で約に立ちませんでした。7月2日、東京湾でダイヤモンドグレース号の座礁、8月2日は横須賀に停泊中の米空母からも。

1/20　第42代大統領　米大統領ビル・クリントンは、民主党ではルーズベルト大統領、共和党ではレーガン大統領以来の第二期目の大統領に就任しました。副大統領にはアル・ゴア氏が引き続き就任。演説で、より小さな政府と国民の自助努力を強調しました。来るべき情報化時代をふまえつつ、教育や医療の拡充を掲げ、故キング牧師の「アメリカン・ドリーム」再生へ国民の団結を訴えました。

1/29　国会議員の黒い副業　友部達夫参院議員一家は、自ら運営するオレンジ共済組合の組合員から2億4500万円をだましとった疑いで逮捕されました。使途は政治工作か。

この続きは別項で。