「ﾄﾜｲﾗｲﾄｿﾞｰﾝ #2 3万ﾌｨｰﾄの戦慄」TV

『トワイライトゾーン#2 3万フィートの戦慄』
＜ストーリー＞
　ジャーナリストのジャスティンは取材のためにワシントンからテルアビブに向かう飛行機に搭乗する。妻からは以前イエメンで取材中に受けた出来事によるPTDSがまだ癒えていないと反対されるが、ジャスティンはあえて取材に向かおうとしていた・・・
＜コメント＞
　本家の名作の一本「２万フィートの悪夢」の本歌取り。本家でも名作といわれる同作はスピルバーグの映画『トワイライトゾーン』でジョージ・ミラーによって映画化されているが、これまた名作だった。本家では神経症の男が飛行機の翼の上で見た実在するかどうか判らない謎の怪物、という扱いだったものが映画では実際に飛行機を破壊しようとするグレムリン（本来の意味での空の上に存在する小鬼グレムリン。映画『グレムリン』はその名前を借りただけなのに、今ではこちらの方が有名）と男の対決映画となっていた。
　どちらも時代に応じた解釈だけれども、２１世紀版では本家とも映画とも異なった展開に驚いた。まあ、確かに翼の上を闊歩する怪物と言うのは現代で描写するのはちょっと難しいかもしれないけれども、今回の話ではもっとポッドキャストという実に現代的なアイテムを使って主人公のジャーナリストが段々追い詰められていく様が実に怖い。
　最後の方にオリジナルで出てきたモンスターが一瞬映るのがご愛嬌だけれども、それ以外はメチャクチャ怖い話。