鬼滅の刃とNobless Oblige

午後から休みだったので、11/20オープンした心斎橋パルコに行こうか、「鬼滅の刃」を見ようか悩んだが、結局近くのシネコンで「鬼滅の刃」を見る。
この映画このコロナ禍で落ち込む映画業界で異例の大ヒット記録を打ちたて社会現象にまでなっているが、平日の昼間に行ったので密でなくてよかった。ちなみに今年の流行語大賞は「三密」らしい。

もともと映画館は暗い「密室」で換気に問題ありと言われてきたが、コロナ禍で空調に力を入れているのがわかる。しかももともと上映中はみな静かにしてしゃべらないのだから感染リスクは少ないと思う。

さて「鬼滅の刃」。こちらも流行語大賞にノミネートされており、Lisaが歌う主題歌もヒットしている。マンガもアニメも興味ない私だが一応見とくかな、と思い映画館へ。
しかし・・
全集中！どころか途中で寝てしまった。どこが涙が止まらないのか。マンガ原作を知らないので感情移入できなかっただけかも知れないけど、さしたる展開もなく2時間は長い。リアルで躍動感あるアニメーションはさすがだったけど。
子どもは楽しいだろうが大人がみて楽しめる映画ではなかった。
煉獄杏寿郎の母の遺言「強く生まれたものは弱い者を助ける使命がある」
所謂Noblesse Oblige の精神。普遍的な道徳観。鬼の世界にもカースト制度。家族の死を背負って生きる苦しさ。いちいち教訓に満ちているマンガではあるが。