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2020年11月14日09:38

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『フォードvsフェラーリ』「プロファイラー エンツォ・フェラーリ」と「フランケンシュタインの誘惑」の再開

『フォードvsフェラーリ』
監督: ジェームズ・マンゴールド。フォードがル・マンに参加し3台並んで優勝した実話が元。マット・デイモン演じるシェルビーは元レーサー現カーデザイナー。クリスチャン・ベール演じるレーサーをテストドライバーにチームを組むが社内の軋轢に紆余曲折。2人の友情が軸。レース中にブレーキを丸ごと交換したのかとか、3トップはぶっちぎりでトップの者をあえてスピードを落とさせたのかとか、実話ならではの裏側。ハッピーエンドよりちょいほろ苦いのが昔のハリウッド映画みたいな懐かしさ。裏側の人間ドラマと開発とカーレースがいい塩梅。2時間30分余。

「プロファイラー エンツォ・フェラーリ」
生涯スポーツカーとレースに拘り勝利のため邁進し作り続けた仕事運に恵まれた実業家。「フォードvsフェラーリ」はフォード側の話だったのでフェラーリは敵役。丁度いいタイミングでの特集。後半は映画のその後ともいえる。フェラーリはル・マン1949年に初優勝。その後、1960年から1965年まで6連覇するが1966年フォードに敗れ1973年に撤退。フォードは1966年に初勝利。1969年まで4連覇し撤退。その後ポルシェが1970年に初の総合優勝。1981年から1987年まで7連覇してから優勝続きだが2017年撤退。近年はトヨタが3連覇。
ル・マン撤退後のフェラーリは天才ドライバーを得てF1に軸足を移す。そのニキ・ラウダの出る映画は「ラッシュ/プライドと友情」。主人公はライバルのハントの方だけど。
フォードは市販車メーカーでレースに出るならレース車会社を手に入れようとする実にアメリカ的な考え方。だが、フェラーリに契約を破棄された報復でル・マンに参加し勝利に満足して退場。嫌がらせのために頑張ったという。しかし採算度外視の巨額を注ぎ込んだレースプロジェクトは結果的に車の宣伝になり、技術の発展にも繋がった模様。

「フランケンシュタインの誘惑」
待望の再開!月一放送みたいね。再開第一回目はノーベル。今まで扱ってなかったことにびっくり。爆薬の研究ができる国に移住しては財産を築き、晩年は好きな人が平和主義者になってたのがノーベル賞を作るきっかけなのが面白い。無邪気な探求者という感。ゲストは爆薬の博士で昔の爆弾を安全に処理する爆弾を作ってるそう。しかし他に知識人のゲストもいると良かったかな。研究者の功罪を博士に何度も聞いてたけど、戦争に加担した本人でもないのにどうかと。今は戦争反対以外の答えが言えるわけがない。でも戦時は戦時の状況があり恐怖があるわけである。戦争の功罪なら多かれ少なかれ庶民も含めた関係者全てだし。敗戦後は先例の如く植民地や巨額賠償金、領土分割、母国語禁止、となってもおかしくない。戦時は必死にならざるをえない。日本は大国の思惑でそんな事態だけは免れたけど。敗戦で大人はこれから日本はどうなるのかと不安でいっぱいだったんではないかな。手塚治虫青年は漫画が描けると終戦を喜んだそうね。子供はね。

「ホテル・ムンバイ」
2008年に起きたムンバイ同時多発テロの実話か元。タージマハル・ホテルに数人のテロリストが侵入し惨劇が起こる。治安部隊の到着までの500人以上の宿泊客とホテルマンの籠城と攻防。ある意味では災害物ともいえる人間ドラマ。アンソニー・マラス監督。

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