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2020年11月06日09:05

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「とんかつDJアゲ太郎」

昨年、会社の後輩が会社を辞めた。
彼は学生時代「とんかつDJアゲ太郎」の原作に一枚噛んでいて、昔の仲間と漫画関係の会社を起ち上げると言っていた。
ひょっとしたら、今回の映画化で人手が足りなくなって、彼が手伝う事になったのかもしれない。
そんな事を考えながら映画を観に行った。

勝又揚太郎(北村匠海)は、渋谷のトンカツ屋の三代目で店を手伝っている。
しかしなかなかカツを揚げさせてもらえず、毎日キャベツの千切りばかりさせられていた。
揚太郎には、地元の三代目仲間がいた。
円山町の旅館の三代目満夫(加藤諒)、薬局の三代目錠助(栗原類)、電気店の三代目球児(浅香航大)、書店の三代目タカシ(前原滉)だ。
この5人は、家業を手伝いながらダラダラと過ごしていた。

そんなある日、満夫の旅館の向かいにあるアパレル店で働く苑子(山本舞香)と出会い、揚太郎は一目ぼれする。
そしてトンカツ弁当の出前をしたクラブで苑子と再会し、そこでフロアを盛り上げるDJオイリー(伊勢谷友介)に憧れ、自分もDJを目指すことにする。
オイリーにどうすればDJになれるか尋ねると、DJは習うものではなく自分で好きにやればいいと言われた。
そこで揚太郎たちは、満夫の旅館の地下室をクラブ風に改装、地下室や渋谷の街かどで踊る動画をアップする。
揚太郎はその動画を自慢気に苑子に見せるのだが、猫がDJをするネタ系の動画と同じ評価を受けショックを受ける。
だが揚太郎は、トンカツはカツを揚げ、DJはフロアをアゲるという意味で一緒だと考え、「とんかつもフロアもアゲられる男」を目指すのあった。

憧れの女の子にために一流を目指すと言う意味で、青春コメディの王道を行く作品だ。
ただ、100分間の映画の枠に収めるため、原作とはかなり内容が異なるようだ。
映画に関しては、よく言えば教科書通り、悪く言えば目新しい部分はなく凡百な印象だった。
ストーリー的には捻りようがないのは仕方ないと思う。
であれば、もう少しクラブのシーンや揚太郎が練習するシーンを多く取り入れ、アガる音楽をガンガン流した方が、DJを目指すという映画にマッチしていたのではないかと言う気もする。
最初から最後まで、常にクラブ系の音楽をBGMで流し続けると言うのもアリだったような気がする。

役者陣も個性派を揃えていい演技だったと思うが、同じメンバーで新しい「ウォーターボーイズ」を撮っても成立していまうのではないかとも思う。
せっかくのDJというテーマなのに、ストーリーを追いかけすぎて肝心の音楽部分がボヤけてしまい、ちょっと物足りない印象になってしまった。


106.とんかつDJアゲ太郎


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