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2020年07月25日16:07

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『 イップ・マン 葉問 』


イミクのmackさんの日記に触発されて、ネット配信で『イップ・マン 序章 』を観た。とても面白かったので、続編の『 イップ・マン 葉問 』『 イップ・マン 継承 』と続けて観てしまったほどだ。かなり前になるが、海外の野外射撃レンジで知り合った日系アメリカ人が沖縄出身で、琉球空手の達人だった。その彼から「 ブルース・リーの師匠、イップ・マンという詠春拳の達人の映画が最高に面白いから、ぜひ観てくれ 」としきりに勧められていたのだが、今になってようやく、このシリーズのことだったと悟った。主人公イップ・マンは清廉かつ高潔な人格者として描かれるが、イップ・マンを演じたドニー・イェン自身のイメージに負うところがかなり大きいと思う。素晴らしい映画であった。

 mackさんの日記で四部作と聞いていたので、配信サービスにあった『 イップ・マン 最終章 』も観たが、主演俳優が違い、物語の展開もかなり異なることに戸惑った。変だなと思って、ネット検索をしたところ、シリーズとは関係ない、全く別のイップ・マン映画であった。イップ・マン(葉問)は実在した武術家だが、中国では人気のあるヒーローで「 史実とは別にオリジナルの物語(要するに「創作」)がたくさん作られている 」そうだ。日本での「 水戸黄門 」のような存在なのだろう。実在する人物を基にオリジナルの物語を紡ぎだすことに何ら問題はないが、件の琉球空手の達人は純真ゆえに、この映画を史実と思っていたフシがある。日本なら、「 このドラマは史実を基に作られたフィクションです 」くらいのテロップが出たはずだ。映画に感動し、イップ・マンの活躍を歴史的事実だと信じている人は少なくないのかも知れない。

 ちなみに、映画のテーマ曲(↓)があまりに素晴らしいので調べてみたら、日本人作曲家・川井憲次のスコアだったのでびっくり。中国らしさと「 孤高の武術家 」イップ・マンの生き方を表現するにふさわしい、堂々たる名曲だと思う。




■関連日記「イップ・マン 完結」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976506833&owner_id=6007866

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