政治家の発言や行為にはいずれも裏があって駆引きの材料に使われる、というのは『ザ・ホワイトハウス』やら『マダム・セクレタリー』を見ていたら判る。トランプの「WHOは中国にばかり便宜を図ってアメリカに損害を与えている。中国ウィルスのせいでアメリカは多大な損害を受けている」などというのはつまり、アメリカ国内での対策の遅れとか、それが正しい対策に対する自分の妨害や揶揄のせいだとかを隠すために中国を悪者に仕立て自分の正しさを印象づけようとしているのがなんとなく判る。
とりあえず仮想悪者を祭り上げて民衆をまとめようとするのは昔からよくある手法だけれども、アメリカ人はこれに弱いからなあ。
それにしても、実際に実力行使をするのはまた話が別だと思う。これでどれだけアメリカが信用をなくすかを考えていないのだろうか。
まあ、確かに「中国の対策などには透明性がある」などと子供でも二度見する発言のWHO代表もどうかと思うけれども。
■トランプ氏、WHOへ拠出金を停止 「過ちで多くの死」
(朝日新聞デジタル - 04月15日 08:34)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6047352
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