「ディスカバリー」に参加できなかったブラノン・ブラガの恨み節

　「宇宙探査船オーヴィル」について調べていたら、ブラノン・ブラガ（「スタートレック/ヴォイジャー」や「スタートレック/エンタープライズ」の製作総指揮）がこの作品の制作に入っているのだが、「オーヴィル」のことを語る中でついつい恨み節みたいなことを吐いていた。
　つまり、同じ年に（ちょと前か）「スタートレック/ディスカバリー」が、あるいは「スタートレック/ピカード」が製作されたのだけれども、声がかからなかったのだ。
　むしろ「ディスカバリー」に至っては「DS9」ではシナリオライターの一人でしかなかったブライアン・フラーに製作総指揮をとられちゃってるので「僕のスタートレックのキャリアは中断しているけどね」とか残念そうなのだ。

　挙句の果てに「スタートレックというのはトワイライトゾーンに通じるところがあると思う。１話完結ドラマこそがその本質だと思う。その点オーヴィルは１話完結なんだ」と、大河ドラマとして連続ストーリーの「ディスカバリー」をディスっているではないか。

　まあ、これは地上波放映と配信ドラマの違いだと思う。一気見可能で順番に見られる配信と毎週決まった時間に放映されるけれども、１話見逃しても大丈夫な１話完結は地上波向きだからなあ。

　何にしても新作紹介にかこつけてSTに参加できなかったのを残念がっているのはなかなかブラノン・ブラガ若いなあ。