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2020年04月13日00:01

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大林宣彦氏が亡くなった

映画監督の大林宣彦氏が亡くなった。
彼は「転校生」という作品で一般に知られるようになったので知っている人も多いだろう。
「転校生」は尾道を舞台にして男の子と女の子が入れ代わってしまうというファンタジーのような作品で、主演は尾実としのりと小林聡美が中学生の役ででていた。
いま「麒麟が来る」で土岐頼芸を演じているのが尾実としのりで「転校生」は彼が中学生役なので相当古い映画になる。

私はATGの会員だったこともあってそれよりずっと以前から大林宣彦氏を知っている。彼は実験映画集団のフィルムアンデパンダンに所属して8ミリや16ミリで実験映画を作っていた。
しかしフィルムアンデパンダンで彼がどんな作品を作っていたか思い出せない。フィルムアンデパンダンでは飯村隆彦の「リリパット王国舞踏会」という作品だけが強く印象に残っている。

大林宣彦は故郷の尾道を舞台にした尾道三部作をはじめいくつもの劇場映画を作ってきた。
「時をかける少女」「さびしんぼう」などどこか郷愁を呼ぶ作品がヒットした。

自主映画実験映画出身の人間が大手の劇場映画を作るというのは当時たいへん珍しかった。
晩年はいくつもの芸術大学で教授をつとめ、勲章を受けたり文化功労者にもなった。テレビにもよく出ていた。

享年82歳============合掌==================



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