風が強い時はバイクに乗らないライダーは多いと思います。
でも、これは、もったいないです。
あまりに風が強い時は危険なので、乗らないほうが良いですが、多少強めぐらいなら乗ったほうが良いです。
絶好の練習機会になります。
ただし寒かったりすると不快でしかないので、防寒対策はしっかりやったほうが良いです。
風が強い日は、ヘルメットはフルフェイスが良いでしょう。
どう絶好の練習機会になるかというと、
バランス感覚とバランスの取り方の絶好の練習機会になります。
バイクが超上手な人と、そうではない人の一番の違いは、バランス感覚です。
動物的なバランス感覚の人には、ちょっと勝てません。
私自身は、子供の頃から割とバランス感覚には自信があったのですが、5年ぐらい前に目眩病になってからは、バランス感覚が非常に悪くなってしまいました。
病気が酷かった頃は、立ち上がることさえ出来なかったです。
二足歩行って、高度なバランス感覚がないと出来ない事なんだと実感しました。
今でも、真っ直ぐ歩く事が苦手で、何でもないところで、よく転んでいます。
スキーも病気の前は、ほとんど転ぶ事がなかったのに、病気以降は初心者コースの平坦なところで突然転び、みんなに笑われる始末です。
病気が酷かった頃は、もちろんバイクに乗る事は出来ませんでした。
歩く事さえ困難だったので、まず車から乗ってリハビリしました。
安全確認が困難だったので、助手席の妻に安全確認の補助をしてもらいました。
バイクの良いところは、持っているバランス感覚だけじゃなく、後天的な技術でバランスを取ることが出来る事です。
ですから、私のような人並み以下のバランス感覚の持ち主であっても、後天的な技術でカバーできます。これは、練習で容易に手に入れることが出来ます。
私は、たぶん、三半規管の神経が一つ病気で駄目になってしまったのだと思います。
一度死んでしまった神経は基本的に復活しないそうです。
でも、人間の体は、別の方法でカバーできるように造られてるみたいです。
バイクの運転も技術的にカバーする事が可能です。
風が吹いている時は、その絶好の練習機会なんです。
バイクのバランス感覚の練習は、超低速バランスや、低速でのUターンや、オフロードでタイヤを滑らせるなどの方法で磨くのが一般的ですが、風が吹いている時は、ただ走ってるだけで、常にバランスを取り続けないといけないので、絶好の練習機会なのです。
タイヤが滑ると転んでしまうライダーは多いと思いますが、風の強い日に瞬時にバランスを取る方法を練習しておけば、少しくらいタイヤが滑っても転ばなくなります。
タイヤが滑った時のバランスのとり方と、風であおられた時のバランスのとり方は基本的に同じです。
自分にとって風が強過ぎると、危険だし疲れてしまうだろうから、そういう時は乗らないほうが良いですが、少しくらいの風ならば、どんどん乗ったほうが良いです。
私の場合、台風並みの時の高速道路では、さすがに危険を感じますが、そこまでじゃなければ、疲れずに楽しく運転しています。
ロングツーリングに行った時に、高速道路等で、突風に煽られる事はよくあります。
橋の上や、トンネルの出口、山の切れ目、谷になっているところが、風の通り道になっていて突風が吹きます。
この時に、隣の車線まで流されてしまったという事もよく聞きます。
そうなると大変危険なので、普段から練習しておく事が大切だと思います。
風が強い時は、直線でも、常にコーナーリングをしてるかのような荷重移動と、ハンドル捌きが必要です。
特にポイントなのは、ハンドルの使い方です。
通常のコーナーリングでも、バランスを瞬時に修正するのは、ステアリングの使い方が重要です。
風に煽られたら、すぐにハンドルで修正します。
タイヤが大きく滑ってからだと修正が難しくなるのと同じで、大きく煽られる前に修正します。
一方向だけじゃなく風向きがどんどん目まぐるしく変わる時があります。
この時に、バンクだけでバランスを取るのは、困難です。
ステアリングで瞬時に細かくバランスをとっていきます。
怖いとハンドルに力が入ってしまう人が多いですが、力をいれずに、自然な感じでどんどん動かしてバランスを取ります。セルフステアだと駄目です、バランス取れません。
強風時は低めのギアで走ったほうが良いです。
理由は強風に負けて失速してしまうとバランスを失いやすい事と、エンジン回転数が高いほうがジャイロ効果が強まるので安定感が上がるからです。
風が強い時の擦り抜けは大変危険です。
基本的には、しない方が良いでしょう。
足付きの悪いバイクに乗ってる人は、強風時はバイクに乗らないほうが良いです。走っている時は耐えられても、止まっている時に耐えられずに転倒してしまう可能性が高いです。
自分には運転が無理だと思うほど風が強い時は、移動途中でもツーリング等を中止にする勇気も大事だと思います。
私も過去一度だけ、無理と判断して高速を降りた事があります。
タンデムだったのですが、タイヤの接地感がなくなり、ウイリーしてるような感覚になってきました。あまりに風が強いと、車体が浮いてきてしまいます。
風が強い時は、タンデムは非常に不安定になります。前後重量配分のバランスの悪さが増幅される感じになります。
後輪を軸にして、前輪が振られる感じでバランスが悪くなります。
風が強い時は、自分がコントロールできる範囲の風ならば、いい練習になるし、楽しめると思いますので、積極的にバイクに乗ったほうが良いです。
しかし、限界近いコーナリングはしてはいけません。
フルバンク付近で下向きに煽られる風に吹かれると、バランスを崩したように転倒します。
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