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2020年03月07日17:21

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「チャーリーズ・エンジェル」

これまで、TVシリーズはもちろんのこと映画もすべてスルーしていた「チャーリーズ・エンジェル」。
今回もそれほど観たいと思わなかったのだが、時間がうまく合ったので試しに観る事にした。

エンジェルたちを指揮するジョン・ボスレーは、引退の時を迎えていた。
ジョンがボスレーとして活躍したことで、チャーリー・タウンゼント社は全世界に支社を展開することができ、多くのボスレーとエンジェルたちが活躍していた。
世界中のボスレーとエンジェルから祝福されながらジョン・ボスレーは一線から退きロンドンで余生を過ごすことになった。

1年後、ドイツのIT企業で開発を行っていたエレーナは、開発中のエネルギー装置「カリスト」に危険性が高い不具合がある事を発見、上司のフレミングに修正の必要性を訴えるが却下される。
社内ですれ違った社員から謎のカードを渡されたエレーナは、そのカードの記されていた連絡先にコンタクトをとり、ドイツのボスレーであるエドガーと接触、フレミングが不具合を隠して記者発表しようとしている事を相談する。
その現場にはエンジェルのサビーナとジェーンもいて警護をしていたが、突然暗殺者に襲われてエドガーは死亡、証拠を入れたUSBも紛失してしまう。
その後すぐに、新たなボスレーとしてレベッカが現れる。
レベッカはエレーナに「カリスト」の現物を手に入れることを提案、社内に残っているエレーナが開発した試作品を入手する計画を立てた。
しかし試作品は何者かによって持ち出されており、代わりに研究用に保管されていた「カリスト」を持ち出すも脱出する際に使用してしまたっため、結局何も手に入れることはできなかった。
脱出の際に使用した「カリスト」によって、警備員を攻撃したことに罪悪感を感じるエレーナに、サビーナとジェーンは自分たちの過去を打ち明けて慰める。
その後、レベッカはフレミングが「カリスト」を持ち出してドイツを出国、イスタンブールに向かったことを突き止めた。
レベッカたちはドイツのタウンジェント社のアジトに立ち寄り装備を整えるが、そこで勤務していたセイントがエレーナのハッキング能力を見抜き、エレーナにも通信機器などの装備を渡した。

イスタンブールに到着した4人はジェーンのMI6時代の協力者とコンタクトを取り、彼女の情報によりフレミングが競馬場で「カリスト」の取引相手と接触することを突き止める。
しかし競馬場でフレミングを取り逃し、逃走劇が始まる。
エンジェルたちは取引現場である採石場に逃げ込んだフレミングを追いかけ、そこに暗殺者も姿を現す。
現場で乱闘が始まり、取引相手と暗殺者が逃げ出したことをレベッカに連絡するが、彼女とは連絡が取れなくなる。
その頃ロンドンでは、引退したジョン・ボスレーが自分に発信機が仕込まれていることに気が付く。
誰かがジョンの動きを監視していたのだ。
ジョンはすぐに、イスタンブールに急行する。

アメリカのTVドラマはあまり好きではないので、そこから派生した映画版の「チャーリーズ・エンジェル」も興味がなかった。
しかし近年、「ミレニアム」シリーズや「アトミック・ブロンド」、「アンロック/陰謀のコード」など、なかなか面白い女性エージェント作品が多いので、ちょっと興味を持ってこの作品も観てみた。
すると想像以上に面白く、ちょっとこのシリーズにハマりそうになっている。

ストーリーとしては、本当によくあるエージェント物だ。
このストーリーが「MI」シリーズや「007」シリーズで制作されたら、あまり評価できなかったかもしれない。
しかしエンジェルたち、そしてボスレーの過去が絡みあってくると、ストーリーに幅が出る。
エンジェルもボスレーも固定しないところに、このシリーズ独特の面白さが出ていると言える。
日本で言えば「仕事人」シリーズのように、メンバーが入れ替わることによって、新たな面白さが出てくるのだろう。
この作品もまったく新しいリブートではなく、基本的には70年代のTVドラマシリーズからの設定を引き継いでいるようだ。
興行収入的にはあまり成功していないようだが、個人的には今回の作品でシリーズに非常に興味を持った。
できれば次回作も制作して欲しいし、TVシリーズを全部見るのは難しいとしても、過去の映画2作品はどこかのタイミングで押さえたいと思う。


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