土曜は、すっかり日常通り、いつもの週末。
午前中に水槽の水替えを済ませ、午後は洗車。
夕方、シネマジャック&ベティで、
「i 新聞記者ドキュメント」。
これは、「新聞記者」のプロデューサー、河村光庸が「A」の森達也を監督に迎え、東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して日本社会の問題点に迫るドキュメンタリー。
管官房長官の記者会見で、執拗に質問を繰り返す望月記者にスポットを当てた本作だが、何と森監督には官邸内の撮影許可が下りず、中心となるべき、官邸での記者会見の様子は公開映像のみ、と言うのはいささか拍子抜けの感もあるが、まぁ、それも日本政府の閉鎖的な体質を示していると見るべきか……
また、新聞記者の日常に迫る、“お仕事紹介”の面白さもあって、最後まで興味深く観られた。
惜しいのは、画質の悪さとユーモアの欠如で、終盤のアニメーションも唐突さが否めないもの。映画としての完成度は褒められたものではない。
でも、これは現在、確かに観るべき映画だと思う。
タイトルの「i」とは、“私”の意。
同調圧力の強い日本、社会と他人に足並みを揃える事を求められ、“私”としての意見など持てない風潮だ。
特に、政治に関しては最近の風潮は極端で、既に、安倍政権=日本であり、政権に異を唱える=反日であり、非国民であり、日本人ではない、とされてしまう。
そんな中で、“私”はこう思う、“私”には判らない、と主張する事を伝えるのが本作。
映画は最後に言う。
「集団が“私たち”として意思を示すのは、間違いの始まり」だと。
「We」だけが是とされつつある今の日本だからこそ、「I」、つまり、ひとりの人間として、世界に、そして社会にどう向き合うべきなのかを考えさせられる映画だ。
今日はなんだか怠い。頭痛いし熱っぽいし、で……この日は、映画1本で切り上げ、当初予定していた、
「シュヴァルの理想宮」
は観るのを断念。
家帰って、今日は早めに寝る事にした。
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