電子書籍の比率が下がった月だった。彩こんの成果
2019年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2080ページ
ナイス数:21ナイス
https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly
■夜にひらく窓 (ハヤカワ文庫JA)
僕は久美沙織に会ったことがある。年に一度は顔を合わせる。お宅にも伺ったことがある。
その住いを下敷きにした舞台設定で、人外の者が跳梁する。
二部構成で一部が、二部の視点人物の創作の筈だったのだが、やがて現実と癒着していくが、意外な結末。暗く重い幻想譚として幕を閉じる。
人類は猫に翻弄される運命なのだ。
他の作品に比べて出色の恐怖を齎す。
読了日:12月26日 著者:久美 沙織
https://bookmeter.com/books/545913
■宙を数える 書き下ろし宇宙SFアンソロジー (創元SF文庫) [Kindle]
粒揃いの宇宙SFアンソロジー。
様々な切り口があるが、理山貞二の作品が一番性に会うな。やっぱり数式が出て来るのが決め手。ハードSFの鉄則だよな。
酉島伝法が楽器生物を創出したのは凄い視点だ。相変わらず新造語が決まってた。
読了日:12月26日 著者:高山 羽根子,酉島 伝法,理山 貞二,オキシ タケヒコ,宮西 建礼,宮澤 伊織
https://bookmeter.com/books/14604573
■鎌倉ものがたり・選集 木枯の章 (アクションコミックス(COINSアクションオリジナル))
なんともほんわかする怪異の世界。
こんな町なら暮してみたい。
読了日:12月17日 著者:西岸 良平
https://bookmeter.com/books/14675317
■夜ふかしするほど面白い「月の話」 (PHP文庫) [Kindle]
とても平易な言葉で、丁寧に月に関する科学的最新知見を解説している。
筆者は、自分が月に行きたくてしようがないんだな。その熱意がひしひしと伝わってくる。
「月を舐めるな!」
読了日:12月16日 著者:寺薗 淳也
https://bookmeter.com/books/12921231
■宇宙ゴミ大戦争 (ハヤカワ文庫JA)
僕は横順さんと会ったことがある。
一緒に麻雀卓を囲んだ。會津信吾氏も一緒の地方コンだった。
凄くサービス精神旺盛で、生真面目で、機知に富んでいて、何よりも本気でSFが大好きな人だ。偉大なる先達である。
そんな人柄が溢れた初短編集だ。ハチャハチャから暗鬱なハードSF、リリカルでファンタシイなショートショートが網羅されている。
何より、散りばめられたSFの知識は、読み返してみて初めて気付くくらいに巧妙に仕込まれている。
亡くなってしまったことが惜しい。もう一度馬鹿話をしたかったなあ…
読了日:12月13日 著者:横田 順彌
https://bookmeter.com/books/614575
■火浦功研究 第1号 [Kindle]
僕は火浦功に会ったことがある。一九八〇年代の終わり頃だだった。
企画で米田裕、とり・みきとバンド演奏をした。
企画終了後、火浦氏はギターを手にして軽く弾き始めた。ジャムセッションとなった。
一夜明けて、一緒にテニスをした。火浦夫妻のラケットは僕と同じだった。
その後昼食の席で、ある大学生が訊きたいことがあると話し掛けた。
火浦氏は即座に「高跳びレイクなら、俺は知らんぞ!」ときっぱり云った。
「えそうじゃなく、ガルディーンの二巻は…」
火浦氏の答えは「ほぼ書き上がってる。」
数か月後、本当に出版された。
読了日:12月11日 著者:火浦功研究会
https://bookmeter.com/books/11882776
■星系出雲の兵站―遠征― 2 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]
烏丸司令官が面白い!
それはともかく、ガイナス兵・ゴートの生物学定期設定が興味深い。臨床検査技師だった作者ならではの緻密さだ。
読了日:12月07日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/14890887
■真珠たち (ハヤカワ文庫JA)
時代を先取りしている。
昨今マガジンが力を入れている「百合SF]だし。
完結したばかりの『天冥の標』でもあた、難病罹患者・保菌者が宇宙空間へ行く構造とか。
そこに、伝統的な先住民のファンタジーが見事に織成されている。
とても美しい綾織りだ。
読了日:12月07日 著者:久美 沙織
https://bookmeter.com/books/188868
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