中学高校の時代は主にクラシックを聴いていて、家族が紅白歌合戦を観ている時間も
独りだけ部屋でラジカセから第九を流していた。国民の殆どが観ていることに対する
反発もあったかもしれない。
紅白の視聴率が40%ぐらいになってからの或る年、特に理由もなかったと思うが冒頭から
観ることがあった。落ち着いて眺めてみると、レヴェルの高い歌謡ショウだった。様々な
年代のアーティストがおり、好みでない楽曲もあったが、セットは凝っていて幕間の
小ネタも飽きさせない効果があったりして、気が付くと全部観ていた。以来、特に用事が
ない年は紅白を観ることにしている。視聴率だけが評価対象になっているが、質の高さで
云うとかなりのものだと思う。
最近は流石に1年の最期を全て紅白に費やすことはなくなったが、それでも目当ての
アーティストがいれば時間を合わせて観る。最近はアニソン枠もあるので、結構
楽しみなのである。今年はLiSAが初出場する。楽曲は「紅蓮華」で、妥当なところ。
もう少し選考が遅れていたら、賞を獲った森口博子という線もあった。
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